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prコンサルティングプレゼンテーション

PRコンサルティングとは? 配信代行を超えて“評判資産”を築くための完全ガイド

プレスリリースを届けるだけでは、もう広報の成果を測れない――そんな感覚をお持ちではないでしょうか。

配信代行やイベント運営を担う PR会社 が「施策の実務」を支える一方で、企業がめざす評判・事業KGIから逆算し、広報を設計・改善まで伴走する PRコンサルティング会社 という選択肢があります。

本記事では、メディア露出の“量”を追いかける段階を卒業し、「企業の語られ方を中長期でデザインしたい」と考える広報・マーケティング担当者に向けて、PR会社とPRコンサルティング会社の役割差戦略伴走型を選ぶべきタイミング、そして 評判資産を生む具体プロセス を整理しました。

配信中心の広報で頭打ちを感じているなら、次のフェーズへ進むための設計図としてご活用ください。

TL;DR|40秒でつかむこの記事のポイント
  • PR会社=施策実務のプロ、PRコンサルティング会社=評判設計のパートナー
  • 配信代行だけでは届かない “認知の質・企業価値” を高めるには、戦略伴走型が必要
  • 両者のちがいは ゴール設定・関与フェーズ・成果指標 など7軸で整理できる
  • コンサル型に切り替えた企業は、露出“量”より“質”が向上し、営業・採用・IRまで波及
  • 記事後半で 費用相場・成功事例・導入フロー を具体的に解説

PR会社とPRコンサルティング会社──役割と提供価値のちがいを整理する

外部PRパートナーは大きく「PR会社(実行中心型)」「PRコンサルティング会社(戦略伴走型)」の2タイプに分かれます。
どちらが優れている/劣っているではなく、担う役割とめざすゴールが異なるため、 目的に合った選択が成果を左右します。

prコンサルティング戦略会議

比較軸

PR会社
(実行中心型)

PRコンサルティング会社
(戦略伴走型)

選定の着眼点

ゴール設定

メディア露出を増やす

露出+評判形成→
事業KGIへ寄与

露出“量”だけか、
企業価値まで高めたいか

関与フェーズ

企画・配信など施策実務

課題分析→戦略立案→
実装→改善

“前後工程”まで
伴走が必要か

施策範囲

リリース/イベント等
“点”の打ち手

Earned・Owned・Paidを束ね
“面”で設計(IR・危機管理等も可)

打ち手が限定的か、
統合的か

成果指標

掲載数・PV・SNSリーチ

認知質・リード効率・
採用/IR波及など多指標

数量成果か、質的・
波及成果か

ナレッジ移管

ノウハウ移転は限定的

定例MTGで学び共有→
自走化を支援

将来的な内製化を
視野に入れるか

レポート/改善

掲載報告が中心

記者フィードバック→
次企画へ反映(PDCA)

改善提案が必要か

契約形態

案件/短期リテイナーが多い

中長期リテイナーが主流

投資回収までの時間軸

自社にフィットする支援タイプを見極めるチェックリスト
広報戦略がまだ固まっていない
“量”より“質”を高めたい
社内に広報ノウハウを残したい

2つ以上当てはまる場合は、課題分析から伴走するPRコンサルティング会社を検討するタイミングです。

次章では、この戦略伴走型を選んだ企業が「何をきっかけに切り替え、どのように成果を伸ばしたのか」を、具体事例でご紹介します。

戦略的PRコンサルティングに“切り替えた”3社のビフォー/アフター

prコンサルティング成功事例

📣 POINT

すべて「配信中心のPRで伸び悩んでいた」→「戦略伴走型に変更した」実例。
Before → Action → After で、転換のインパクトを可視化。

事例①|株式会社スカイマティクス

ドローン測量 SaaS ―「知られていない」壁を突破

フェーズ 概要
Before プレスリリースは出していたが、多くがスルー・広告施策でリードは獲得できるものの、営業現場で「サービス名を初めて聞いた」と言われる
Action ① 建設DXの市場調査を実施し“社会背景”を付与
② 調査データ+専門家コメントで記者説明会を設計
③ 反応に合わせ切り口を再編集し、専門誌→一般紙→TVへ波及
After ・露出数が目標比130%に到達
・営業資料に調査結果を活用 → 受注率向上
・社内の広報理解も向上し定例MTGが活性化

事例②|株式会社富澤商店

老舗食品チェーン ― BtoB領域の再定義で露出6.5倍

フェーズ 概要
Before 消費者認知は高いが、法人向けPRは手つかず・PR会社に配信を依頼していたが、専門紙掲載はゼロ
Action ① 企業理念と小麦粉専門性を軸にキーメッセージ再構築
② 社長・技術責任者を“語り手”とした連載企画を開発
③ 記念日×社会課題を掛け合わせた企画で露出面を拡大
After ・掲載数 6.5倍(新聞・業界紙・経済誌・Web)
・BtoBリードが増え、EC経由の法人発注も増加
・社内で広報が“経営テーマ”として認識されるように

事例③|大手食料品チェーン

“安さ一辺倒”報道から企業価値型ブランディングへ

フェーズ 概要
Before PR会社経由で価格訴求のリリース配信が中心・報道トーンが「安売りの店」に固定され、ブランドが陳腐化
Action ① 3C分析で強みを再抽出し「生活インフラ」軸へ転換
② キーメッセージを全社共有し広告・IRとも統合
③ 専門家コメント+店舗取材誘致で報道切り口を再設計
After ・メディア評価が「価格」→「地域課題を解決する流通網」へシフト
・新規顧客層の来店数が増加、採用応募も増える
・広報部門が経営会議に定例参加し、PRが組織横断テーマに

共通する成功要因

  • 1 “何を伝えるか”を経営視点で再定義
  • 2 記者フィードバックを即時に企画へ反映(PDCAサイクル)
  • 3 Earned・Owned・Paid を連動し、露出を“点”で終わらせない


「配信はできているのに、なぜ伸びないのか?」
その答えは “設計”と“改善”の不在 にありました。戦略伴走型へ切り替えることで、露出量以上に “語られ方”と“事業成果” が大きく変わる──それが3社共通の結論です。

次章では、この成功要因を抽象化し、「PRコンサルティングを導入すべき企業の特徴」 をチェックリスト形式で整理します。

PRコンサルティングを導入すべき企業はこんな企業──“3大サイン”チェックリスト

「配信はしているけれど、次の打ち手に迷う」
「PR会社に頼んでいるのに、掲載が頭打ちになっている」
――そのモヤモヤは、《戦略設計》を伴うパートナーに切り替えるタイミングかもしれません。

prコンサルティング戦略会議

下の3項目に 2つ以上チェックが付く なら、
“実行中心型 → 戦略伴走型” へのステップアップを検討してみてください。

✔️ チェック項目 背景にある課題
露出量はあるのに“語られ方”がバラバラ メッセージが統一されておらず、ブランドが定着しない
掲載報告以外の“改善提案”がほとんど来ない 記者の声・競合動向が次の企画へ反映されず、PDCAが回っていない
広報成果を経営層や営業KPIと結びつけにくい 指標が掲載数中心で、事業KGIや社内評価につながらない

該当したら…
それは「施策の実務」より “評判を設計する戦略” が不足しているサイン。
戦略伴走型のPRコンサルティングなら、メッセージ再構築 → PDCA体制 → 事業貢献の数値化 までを一気通貫で支援できます。

3条件がそろうと得られるもの

  • 1 露出の質が継続的に向上(記者評価が蓄積)
  • 2 社内学習が進み広報人材が育つ
  • 3 広報KPIと事業KGIが結びつき、投資対効果が説明しやすくなる
Before
After
“出して当たるか”は運
企画前に「刺さる切り口」「不足データ」を検証
掲載結果 → 報告で終了
記者コメントを次企画へ即反映(改善サイクル)
広報=コスト感覚
事業KGI・採用・IR指標と連動 → 投資対効果を説明

Key Takeaway

施策を増やすより、まずは “何を伝えて、どう企業価値につなげるか” を再設計。
そこに伴走できる PR コンサルティング会社こそ、次フェーズの成長ドライバーになります。


次章では、こうした総合PRを実現できるパートナーの選び方(3つの必須条件)を具体的に解説します。

総合PRを実現できるパートナーを見極める「3つの必須条件」

「戦略が大事なのは分かった。でも実際、どんな会社に頼めばいいのか?」
――ここで迷わないために、伴走型PRコンサルティング会社を選ぶ際に必ず確認したい3項目をチェックリスト化しました。

prコンサルティングの活用ポイント

条件①:戦略 ‐ 実行 ‐ 改善を “ワンチーム” で担える体制

確認ポイント 理想的な回答例
課題分析~メディアリレーション~改善提案まで社内で完結できるか 「分析専任・制作チーム・メディア担当が社内に常駐し、月次で改善MTGを実施しています」
コンサルタントだけでなく、実務担当者も固定か 「戦略担当と広報実務担当がペアで伴走。途中でメンバーが頻繁に入れ替わることはありません」

Why?

フェーズごとに外注先が分かれると情報が断絶し、学習サイクルが回せないため。

条件②:Earned・Owned・Paid を束ねて設計し、事業KGIへ連動できる

確認ポイント 理想的な回答例
メディア露出だけでなく、自社オウンド/広告/IR/採用PRとの連動提案があるか 「リリース露出後、ホワイトペーパー→セミナー→広告リマーケまで一貫設計します」
成果指標が「掲載数」止まりではなく、リード効率・社員エンゲージ・IR評価まで設定しているか 「広報KPIと営業/HR指標をダッシュボードで可視化し、経営会議で報告しています」

Why?

評判はメディアだけで完結しない。広報活動を事業成果に接続できる設計力が必須。

条件③:記者フィードバック → 改善サイクル を“仕組み”で回している

確認ポイント 理想的な回答例
取材NGやボツ理由を定量・定性で記録し、次企画へ反映しているか 「記者コメントをタグ付けし、切り口改善シートを全案件共有します」
定例MTGで次の一手まで提案されるか 「毎月、反応分析+新企画3案を提案し、優先度を合議で決定します」

Why?

“送りっぱなしPR”を脱却しない限り、露出は伸びても“語られ方”は変わらない。

3条件がそろうと得られるもの

まとめ
パートナー選びは“営業資料の実績数”より、「戦略 ↔ 実行 ↔ 改善」の仕組みと事業連動の設計力を見極めることが鍵。
これら3条件を満たす会社こそ、広報を“評判資産づくり”へ導く伴走者になり得ます。

次章では、こうした条件を満たすパートナーとして MOPS がどのように支援し、どこが評価されているのか を具体的にご紹介します。

MOPSが選ばれる理由――“評判資産”づくりを牽引する伴走力

20年以上にわたり、上場企業からスタートアップまで 300 社超のPRを支援してきたMOPS。
私たちが 「配信だけでは伸び悩む」フェーズで選ばれ続ける理由 は、次の4つの強みにあります。

prコンサルティングMOPSの強み

MOPSの支援が選ばれる4つの理由

1

戦略・実行・改善をワンチームで完結

具体施策:戦略コンサルタント+制作+メディア担当が固定ペアで伴走。KPIダッシュボードを共有し、月次で改善MTGを実施。

得られるメリット:情報断絶がなく、PDCAが高速で回る。

2

Earned・Owned・Paidを統合

具体施策:メディア露出→LP/ホワイトペーパー→広告リターゲティングまで一貫支援。IR・採用広報とも連携。

得られるメリット:露出“量”で終わらず、リード・応募・IR評価に波及。

3

メディア出身スタッフ×業界横断実績

具体施策:全国紙・キー局・業界紙OBが在籍し、記者視点で企画設計。IT/製造/食品/公共など多業種を経験。

得られるメリット:企画の当たり外れを事前に最小化。ニッチ業界でも刺さる切り口を提示。

4

ノウハウ移管と社内育成を前提に設計

具体施策:定例MTGで「記者コメント」「失注理由」をシート化し共有。担当者向けワークショップを無償開催。

得られるメリット:半年後には社内で企画の一次設計ができる“自走体制”へ。

評価されるポイント

「掲載数ではなく掲載理由まで可視化されるので、社内稟議が通しやすい」
― 製造業 BtoB 企業 広報課長

「営業・採用・IRの各部門が同じメッセージで動きだし、部門間シナジーが生まれた」
― 小売チェーン 広報室長

MOPSのスタンス

広報を“結果待ちの施策”ではなく、事業を動かすレバーに変える――
そのために、戦略設計・施策実装・学習サイクルを一貫して担います。


次章では、導入を検討される方向けに、無料ヒアリングから正式稼働までのステップとスケジュール感 を具体的にご案内します。

PRコンサルティング導入までの流れ ― 4ステップで“戦略伴走”をスタート

最短ルートがひと目で分かるフロー
全工程オンライン対応・契約までは完全無料です。

Step 1|無料ヒアリング(30〜60 min)
  • 現行のPR施策・体制・課題をざっくり共有
  • 「本当のボトルネックはどこか」を棚卸し
  • 例:
    ┗ リリースを出しても掲載ゼロ
    ┗ 外注しているが動きがない
    ┗ BtoB向けPRの攻め方が分からない
Step 2|戦略サマリー提出(約5営業日)
  • 狙うメディア/切り口の方向性
  • 必要な制作物・社内フロー
  • 支援プランと概算費用
  • ※ 社内稟議にそのまま使えるスライド一式を無料提供
Step 3|契約&プロジェクト開始
  • 専任コンサルタントが伴走チームを編成
  • 初回ミーティングで 90日ロードマップ を確定
  • リリース・資料制作〜記者提案までワンストップ支援
Step 4|月1定例で成果と改善を“見える化”
  • メディア接触状況・掲載実績・記者コメントを共有
  • 次月アクションをその場で決定 → 数字と改善が回る広報

今こそ広報を“施策”から“設計”へ。
成果が伸び悩む理由を、まずは無料ヒアリングで一緒に解きほぐしましょう。

よくある質問(FAQ)と次の一歩

導入前に寄せられる代表的な疑問をまとめました。
ここに無いご質問も、無料ヒアリングで遠慮なくお聞かせください。

Q1.
広報初心者でも大丈夫?
まったく問題ありません。現状整理からご一緒し、社内説明用の資料も代行作成します。
Q2.
いま別のPR会社に依頼しています。乗り換えは可能?
可能です。現状の契約スコープを拝見し、競合しない形での段階的切り替えプランをご提案します。
Q3.
BtoB・ニッチ業界でも成果が出ますか?
はい。建設Tech、医療機器、産業用SaaSなど専門領域での支援実績多数。専門メディアや業界紙への企画設計が得意です。
Q4.
KPI は掲載数以外で設定できますか?
可能です。リード獲得効率、採用応募数、IR評価など事業KGIと連動した指標を共通ダッシュボードで管理します。

“広報の設計図” が欲しい――
そう感じたら、まずはお気軽にお声がけください。

まとめ ── “配信”を超え、評判資産を築く広報へ

広報は、ただニュースを届ける時代から
「企業の語られ方」を設計し 事業成長に寄与させる時代 へ進化しています。

本記事で押さえたポイント あなたの次のアクション
PR会社とPRコンサルティング会社は役割が違う
┗ 実行中心型か、戦略伴走型かを見極める
自社のゴールを「露出量」か「評判形成」かで再確認
切り替えサインは3つ
┗ 語られ方がバラバラ/改善提案が来ない/KGIと結びつかない
チェックリストで自社が当てはまるか診断
総合PRパートナーの3条件
戦略⇄実行⇄改善の一貫体制/統合設計力/PDCA仕組み
打ち合わせ前に候補企業の体制・実績を確認
MOPSの4つの強み
ワンチーム体制/統合設計/メディア出身者/ナレッジ移管
無料ヒアリングで自社課題に合わせたプランを確認

結論――
配信で頭打ちを感じたら、“戦略設計+改善サイクル” を備えたPRコンサルティングへステップアップするタイミングです。

次の一歩:30分の無料ヒアリングで、“ボトルネック” を可視化しませんか?

「なんとなく広報している状態」から
「企業価値を高めるPR」へ

まずは無料ヒアリングで現在の広報課題を整理しませんか?
相談はオンラインで約30〜60分。貴社の現状を伺い、最適なPRの方向性をご提案いたします。

PRコンサルティングの
無料相談はこちら

広報を“施策”から“戦略資産”へ。
その第一歩を、ぜひご一緒させてください。

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