ターゲットメディアを9割獲得
調査データは営業力向上やウェビナーの集客増にも寄与
―― 記者説明会には、目標数を上回るメディアを誘致。9割がターゲットメディアで、8割は記事化につながりました。メディアリレーションへのご感想は?
当社ではコネクションがなかったメディアも誘致していただけました。また、強い影響力をもつ専門メディアも呼ぶことができ、サポート期間終了後、ドローン特集の際に取材を受け、アンケート調査と「くみき」を取り上げてもらうことができました。
今回のメディアリストを、今後のリリース配信時にも活用する方針で、その際、どの程度反応があるかが楽しみです。
―― 第二弾のリリース配信時には貴社からのご提案で、地方メディアもターゲットに設定しました。
「くみき」は、建設・土木現場で使用していただくサービスです。潜在顧客の多くは地方にいらっしゃると考え、ターゲットに加えました。そして、地方の新聞や建設・土木系の専門メディアの露出も獲得できたことは、本当に感謝しており、とても大きな成果だと思います。ちょうど地方への営業を広めていたタイミングだったので、露出記事をもとにPRすることもできました。
――最終的に、露出数は目標に対して約130%を達成しました。一連の取り組みへの感想をお聞かせください
まず、目標を上回る露出を獲得できたことは、とても満足しています。
加えて、今回のアンケート調査で、現場で働く方々が驚くほどドローンに期待していることなど業界内において希少な情報を得られたことは、当社の新しい強みにつながりました。特に一般的に知られていない分野で初となる情報を発表するインパクトは大きく、競合他社との差別化にもつながります。調査PRは、当社のようなニッチな事業を進める企業にとって、メリットが大きい取り組みだと感じました。
また、当初は想定していませんでしたが、調査結果が当社の営業活動にもたいへん役立つ内容だった点も思わぬ収穫でした。貴重な情報なので、広く配布はせず、商談時にのみ使用しています。数値によって、圧倒的に説得力が増した営業ができるようになりました。
このほか、自社で作成したホワイトペーパーや、ウェビナーでも活用しています。なかでも調査結果を扱ったウェビナーは、参加者数が通常の2倍に増えました。今回のアンケート調査の対象は、約1,000人の建設・土木業従事者だったので、同業の参加者様からの反響も著しかったです。
調査データをメディアへのアプローチだけでなく、多様な場面で活用でき、費用対効果の面でも非常に高い施策でした。
―― 問い合せや新規顧客が増加したなどの変化はありましたか?
まず第一弾のリリースを配信した翌日、HPのUU(ユニークユーザー)数が従前の1.3~1.6倍に、新規のお客様からのお問い合せ件数も通常時と比べて約2倍に増えました。
また、調査結果を扱ったウェビナーの参加希望者が成約したケースもありました。今回の施策の一連のサポートが新規顧客獲得の一助になっていると感じています。
―― 続けて、社内で変化はありましたか?
アンケート調査の結果は、当社のサービスが建設・土木業界で役立つ根拠を示す内容でもあったので、社員一人ひとりが自信を高めるきっかけとなりました。
―― 最後に、MOPSとの取り組みに関して、率直なご意見をお聞かせください。
あらゆる場面において、当社の思いを理解し要望を汲みながら、対応していただいたことが印象に残っています。
また、幾度にわたりメディア目線のアドバイスをもらえたことは、とても学びになりました。
一方大変だった点は、やりとりの量が膨大だったことです。アンケート調査、リリース、記者説明会の準備など同時に進める業務が多く、かつスケジュールもタイトだったので、当初は混乱する場面もありました。ただ、それも相談のうえ、MOPSさんがより詳細なタスクを整理してくださり、後半は比較的スムーズに業務を進行することができました。
当社だけでは絶対にできない取り組みだったので、今回、MOPSさんにお願いしてよかったと思っています。