PRお役立ち情報

広報コンサルティング

広報コンサルで「企業の印象はコントロールできる」信頼設計の全体像

「プレスリリースも出しているし、SNSも更新している。でも、いまいち反応が薄い――」
そんな広報活動へのもどかしさを感じたことはありませんか?

広報部がある企業であっても、メディア露出や世間の反応が思うように得られないのはよくある課題です。
実はその背景には、「露出」だけをゴールとする広報戦略の限界があります。

いま企業に求められているのは、単なる発信ではなく、“企業の信頼”そのものを育てる広報。
つまり「評判」を設計・構築し、資産として育てる戦略が必要です。

この記事では、広報コンサルティングのなかでも「評判形成」に特化したアプローチに焦点を当て、
なぜ今、“信頼を築く広報”が必要なのか、その設計と実践の全貌を解説します。

企業にとって“評判”とは、最大の資産である

広報コンサルの全体像

価格や機能ではなく「信頼」で選ばれる時代

商品力やコストパフォーマンスだけでは選ばれない時代、企業の“見られ方”がビジネスに直結しています。
SNSの拡散力やオンラインメディアの影響力が高まった今、企業のブランドイメージや社会的評価は、
採用活動・営業成績・株主対応などあらゆる領域に影響を及ぼします。

つまり、信頼される企業であるかどうかは、単なる印象ではなく“競争優位の源泉”になっているのです。

メディア報道は“評価の増幅装置”

メディアに取り上げられることで、企業の評判は加速度的に広がります。
たとえば新サービスの発表がテレビ番組や業界誌で取り上げられれば、その情報には第三者のお墨付きが加わります。

この「信頼の増幅効果」こそ、広報の力。
そして、何をどう伝えるかを誤れば、せっかくのメディア露出も逆効果になりかねません。

だからこそ、メディアとの向き合い方・記者が求める情報・社会的潮流との接点を見極める視点が不可欠なのです。

戦略なき露出は、ブランドリスクにもなりうる

「とりあえず話題になればOK」という広報では、企業の評判をむしろ傷つけてしまう危険もあります。

たとえば、炎上を誘発するような過剰なアピールや、競合との差別化が曖昧な情報発信は、
期待外れや誤解を招き、結果として信頼を損なうリスクを孕んでいます。

つまり、広報とは“どこに出るか”ではなく、“どう受け止められるか”まで設計する仕事
評判を意識しない発信は、露出の“消耗戦”に陥る可能性があるのです。

評判を設計・支援する広報コンサルとは

評判を設計する広報コンサル

単なる外注でなく、レピュテーションマネジメントのプロ

「広報コンサル」と聞くと、プレスリリースの代筆やメディアの紹介といった“実務支援”をイメージされる方も多いかもしれません。
しかし、本来の広報コンサルの役割はそれだけではありません。

真に価値ある広報コンサルは、企業の評判=レピュテーションを中長期的に育てていく戦略設計のプロです。

・どんな“価値観”を社会に示すべきか
・誰から、どう評価されると企業は信頼されるか
・競合とどう差別化すべきか

これらを戦略的に設計し、「発信」だけでなく「どう受け止められるか」まで踏まえて広報を支援します。
その結果、企業のブランド力・メディア評価・社内外の信頼感といった“無形資産”を着実に積み上げることができます。

“伝えたい”と“伝わる”のギャップを埋める設計力

多くの企業が「伝えたいこと」は持っています。
一方で、メディアや消費者が「興味を持つこと」は、しばしばそれとは異なります。

このギャップを埋めるのが、広報コンサルの最も重要な役割です。
企業の提供価値や取り組みを、社会やメディアの視点で“再編集”することで、はじめて情報が届き、共感が生まれます。

具体的には、

  • メディアが報じたくなる企画テーマの抽出
  • 課題解決型のストーリーへの変換
  • 社内の“当たり前”を社会に伝える価値として言語化

など、“言葉の変換機能”こそが広報コンサルの真価です。

「社内に広報部があっても必要とされる」理由

「うちには広報担当者がいるから、コンサルは不要では?」という声もあるかもしれません。
しかし、社内に広報機能があっても、広報コンサルはむしろ有効です。

なぜなら、広報コンサルは社外からの視点を持つからこそ、

  • 客観的な“企業の見られ方”の分析
  • 広報戦略における“盲点”の指摘
  • 担当者個人の力量に依存しない設計と実行体制

といったサポートが可能です。

また、広報部の人数が限られていたり、兼任で手が回らない企業にとっては、
「外部の広報部」として戦略〜実行までを補完する役割も担うことができます。

広報コンサルが行う「評判形成の5ステップ」

広報コンサル評判設計の5ステップを解説

広報コンサルの仕事は単なるメディア露出のサポートではなく、企業の“評判”という無形資産を戦略的に築いていくことです。
そのためには、明確なプロセスが必要です。ここでは、私たちMOPSが実践している「評判形成の5ステップ」を紹介します。

① 評判の現状分析(外部評価と内部認識のズレ)

まず最初に行うのは、“今、自社がどう見られているか”の可視化です。
これは、社内で思っている自社像と、社外の評価(検索結果・メディア露出・口コミ・競合比較など)とのギャップを明らかにする作業です。

たとえば、

  • どんな切り口でメディアに取り上げられているか?
  • 社内の取り組みのうち、社会的に価値があると捉えられるものは何か?
  • 競合企業と比較して、どの部分が印象に残っているか?

といった観点で、外部評価を定点観測することから始まります。

② 価値・信頼のコアメッセージ策定

次に、どのような「評判」を目指すか、その方向性を設計します。
これは、単に“良いことを伝える”のではなく、その企業らしい信頼のストーリーを明確にする工程です。

ここでは、

  • ブランドの根底にある価値観(ミッション・ビジョン)
  • 社会との関係性(SDGs、ESG、地域貢献など)
  • ユーザー・取引先・社内メンバーに伝えたい信頼軸

などを整理し、それらを一貫したメッセージに統合します。

結果として、「●●と言えばこの会社」と印象付ける“軸のある発信”が可能になります。

③ メディアとの信頼関係構築(記者心理の理解)

評判を広げていくには、メディアとの関係性が欠かせません。
ただし、単にプレスリリースを送るだけでは、記者の心は動きません。

記者が興味を持つのは、

  • 社会性や時流に合致しているか
  • 読者にとって価値のあるテーマか
  • “報道”にふさわしい独自性があるか

といった視点です。

広報コンサルは、こうした記者心理に寄り添いながら、情報を“届け方ごと設計”する存在です。
また、記者との対話を通じて得られる“生の声”を、次回以降の発信に活かすフィードバックサイクルも構築します。

④ 発信計画とコンテンツ設計(POP/POD/POF)

実際にどんな情報を発信するかを決める段階では、「POP/POD/POF」フレームを活用します。

  • POP(Point of Parity):業界内で当たり前の要素(例:ホテルのWi-Fi完備)
  • POD(Point of Difference):自社ならではの違い(例:Z世代向け一人旅プラン)
  • POF(Point of Friction):選ばれない理由(例:施設が古く見える)

多くの企業は「POP」ばかりをアピールしがちですが、メディアが取り上げたいのは「POD」です。
この視点で情報を再編集することで、本当に“響くコンテンツ”に磨き上げていきます。

⑤ 反応分析と“信頼蓄積型”のPDCA実行

最後に欠かせないのが、発信の結果を振り返り、次の打ち手に活かす検証プロセスです。

具体的には、

  • どのメディアがどのテーマに反応したか
  • 掲載につながった要因/つながらなかった理由
  • 記者や視聴者からどんな反応が得られたか

といった情報を、毎月のミーティングなどで共有・蓄積していきます。

この“フィードバック文化”があることで、単発の広報ではなく「信頼を積み上げるPR」に進化していくのです。

企業成長を止めるな!広報コンサルが解決する3つの致命的な課題

広報コンサルが必要な企業にありがちな広報課題3つ

広報コンサルは、どんな企業にも必要というわけではありません。
しかし、“今”導入することで効果を最大化できる企業には、いくつかの明確な共通点があります。

ここでは、広報に課題を抱える企業が、コンサルを導入すべき典型的なケースを3つご紹介します。

広報活動はしているが、評判が伴っていない

  • 「リリースは定期的に出している」
  • 「社内でSNSも更新している」それでも、企業の“印象”が良くなっている実感がない

このように、“活動量”に対して“評判”という成果が伴っていない場合は、広報戦略の見直しが必要です。

この状態の多くは、「発信しているつもり」になっていて、
本当に届けたい相手に、伝わる形で情報が届いていないことが原因です。

広報コンサルは、こうした“ズレ”を可視化し、的確に修正することで、
発信の質を変え、評判の蓄積を加速させます。

記者やメディアからのリアクションが鈍い

  • 「リリースを送っても、返信が来ない」
  • 「記者とのつながりがなく、話が前に進まない」

といった、“広報の行き止まり”を感じていませんか?

これは、テーマの切り口や情報の見せ方が記者視点になっていない可能性があります。

広報コンサルは、元記者やメディア関係者の知見を活かし、
“取材される側”としての魅せ方を設計します。

また、既存の広報体制ではリーチできなかったメディアへの接点も創出できるため、
記者との“信頼関係構築の起点”として非常に有効です。

広報が“発信部署”になっており、経営の言語化ができていない

多くの企業で、広報部が“情報発信係”として機能している一方、
経営と広報が分断された状態にあるケースが少なくありません。

その結果、

  • 広報がなにを言えばいいか分からない
  • 経営メッセージが現場に伝わっていない
  • 一貫性のない発信になっている

といった、信頼形成における“もったいない状態”が発生しています。

広報コンサルは、経営層の想いや方向性を“社会に届く言葉”へと翻訳し、
「経営を言語化するパートナー」として機能します。

これは、社外だけでなく、社内に向けた“信頼形成”にもつながる重要な役割です。

評判を築く広報コンサルの選び方

広報コンサルの選び方を解説

広報コンサルは“名乗れば誰でもなれる”サービスでもあります。
だからこそ、依頼先によって結果に大きな差が出る領域でもあります。

特に「評判形成」まで担えるコンサルを見極めるためには、以下の3つの観点が重要です。

PR戦略ではなく“レピュテーション戦略”まで提案できるか

通常のPR支援では、「どの媒体に出すか」「どんな企画を持ち込むか」といった“露出戦略”が中心です。
一方で、評判形成に長けた広報コンサルは、「この企業はどう見られるべきか?」という上流設計から入ります。

つまり、単に露出させるだけでなく、

  • どんな社会的意義を持っているか
  • どんな印象が積み上がっていくとブランド資産になるか
  • どのステークホルダーから信頼されるべきか

といった、「評価されるストーリー」を社内外で共有し、レピュテーション(評判)自体を設計する力があるかが重要です。

メディアの一次情報を持っているか(記者との対話)

評判形成において、“発信”と同じくらい大切なのが“受け取る側の視点”です。

信頼できる広報コンサルは、実際にメディアと接点を持ち、記者からのリアルな声を収集・共有しています。

  • 「どのような切り口が今、取材対象になりやすいのか」
  • 「記者は、企業のどんな取り組みに価値を感じるのか」
  • 「掲載に至らなかったテーマの反応と理由」

こうした一次情報を共有できるコンサルは、媒体ごとのクセや記者心理に即した提案が可能です。
表面的な知識だけでなく、“現場の肌感”を持っているかどうかを見極めましょう。

実行だけでなく“フィードバックと見直し”を重視しているか

単発のPR施策では、継続的な評判形成にはつながりません。
そこで重要になるのが、発信の「検証」と「改善」を前提とした支援体制です。

信頼できる広報コンサルは、

  • 毎月のミーティングで実施内容・メディア反応・改善案を共有
  • 発信がどれだけ響いたかを定性的・定量的に振り返る
  • ターゲットやテーマの精度を磨きながら次の施策を組み立てる

といった“PDCA型の広報体制”を一緒に築いてくれます。

「やって終わり」ではなく、「やった後に育てる」広報。
これができるかどうかが、評判を資産として積み上げる企業かどうかを左右します。

MOPSが評判をつくる支援で選ばれる理由

株式会社MOPS

私たちMOPSは、単なる「広報の外注先」ではありません。
企業の評判を“設計し、育てる”ために、戦略から実行・検証・改善までを一気通貫で支援する広報コンサルティング会社です。

ここでは、なぜ多くの企業様にご指名いただいているのか、その3つの強みをご紹介します。

1

20年以上の実績と、各業界に特化した支援実績

MOPSは、創業以来20年以上にわたり、BtoB・BtoC問わず幅広い業界のPR戦略を支援してきました。

  • 製造業 × 技術力訴求型の信頼構築
  • SaaS企業 × 導入事例による社会的証明強化
  • 医療・教育機関 × 安心・誠実さのレピュテーション設計

業界特性に即した「評判のつくり方」を熟知しています。

経験の蓄積は、そのまま「再現性」の高さに直結します。つまり、一社ごとの特性にあわせながらも、成果につながる道筋を“外さない”のが、MOPSの強みです。

2

テレビ局出身者・元記者によるフィードバック体制

MOPSには、テレビ局の報道現場や新聞記者としてのキャリアを持つメンバーが在籍しています。
実際に取材・報道される立場からの視点を取り入れたPR設計が可能です。

例えば、ある施策に対しては:

  • 「この切り口では弱く、記者には響きづらい」
  • 「こういう社会的背景と絡めると、報道に値する価値が出る」
  • 「この点は、メディアで炎上リスクになりやすい」

机上の空論ではない、現場ベースのアドバイスと改善提案を提供しています。

また、各メディアとのやりとりの中で得られた反応(好意的な声/掲載見送り理由など)も月次で共有し、
“信頼がどう育っているか”を共に把握しながら改善していける体制を整えています。

3

広報“育成”型のコンサル支援(仕組み+伴走)

私たちのもうひとつの特徴は、広報を“社内資産”として根付かせる育成型コンサルであることです。

たとえば…

  • 月1〜2回の定例で、戦略設計〜実行までを伴走
  • 担当者のスキル向上を目的とした“実務共有”スタイル
  • 社内の情報収集体制(アンケート設計・取材体制)の支援

など、単に「代行」するのではなく、「自走できる広報部門」を構築する支援を行っています。

これにより、コンサルを受けながらも社内にノウハウが蓄積され、“将来にわたって評判を築く力”が、企業の中に根付いていくのです。

まとめ|「何を伝えるか」より「どう信頼されるか」へ

広報は、単に「話題をつくる」仕事ではありません。
真に企業価値を高める広報とは、“評判”を戦略的に育てていく取り組みです。

改めて、本記事の要点を振り返ります。

評判とは、企業が信頼され続けるための“無形資産”である
競争力の源泉が“機能”から“信頼”に移り変わった今、レピュテーションをどう設計するかが問われています。

広報コンサルは、「信頼される企業」への変革を支援する戦略パートナーである
発信内容の整理から記者視点の企画提案、PDCAによる改善まで、伴走型で広報体制を支えます。

評判形成の起点は、“どう見られているか”を見直すことから
企業自身が「何を伝えたいか」ではなく、「社会からどう信頼されたいか」を軸に広報戦略を構築する必要があります。

MOPSは、信頼と実績で“企業の顔づくり”をサポート
20年以上の支援経験、記者とのネットワーク、広報育成型の支援体制により、貴社のレピュテーションを育てていきます。

企業の“信頼”は、一朝一夕では築けません。だからこそ、正しく設計し、着実に育てていく必要があります。

もし今、「発信はしているが、印象が変わらない」「戦略的な広報の進め方が分からない」と感じているなら、その時こそが、“信頼を築く広報”へと舵を切るタイミングです。

貴社の“評判づくり”をサポートします。まずは無料相談を。

MOPSでは、単なる露出ではなく「どう信頼されるか」を設計する広報支援を行っています。
30〜60分の無料オンライン相談では、

  • 現在の広報課題の可視化
  • 評判形成に向けた最適なアプローチの整理
  • 記者視点によるフィードバック例のご紹介

などを通じて、“次にやるべきこと”を明確にする場をご提供しています。
まずはお気軽にご相談ください。

「伝えているのに伝わらない…」
その広報、評判に届いていますか?

広報活動に手応えを感じられないなら、
“評判づくり”に着目した広報戦略を見直すタイミングです。
無料ヒアリングでは、貴社の情報発信がどう受け止められているかを可視化し、
信頼を積み重ねる広報の方向性をご提案します。

広報コンサルティングの
無料相談はこちら
ページトップ