Works事例・実績

大手ホテルグループ

国立がん研敷地内に医療ケア完備ホテル開業をPR。
官公庁との折衝等制約が多い中、TV5番組ほか業界紙誌以外にも多数露出

大手ホテルグループが国立がん研究センターと連携し、同センター敷地内に医療ケアを完備したホテルを開業しました。弊社では記者発表会、内覧会の企画立案からメディア誘致までを担当しています。

癌患者の方々が医療ケアを受けながら、病状に応じた生活ができる日本で初のホテルです。バリアフリーはもちろんのこと、客室やトイレ、レストラン等に同ホテルならではの工夫や特別な設備が施され、家族とともに快適な日々を過ごすことができます。
希少なホテルのPRですが、それだけに制約も多く、一筋縄ではいかない広報活動でした。

記者とカメラマン

課題

医療関係者だけでなく網羅的に告知せよとの指令、官公庁の壁
・国立がん研究センターと連携して開業するホテルであるため、医療関係の媒体は高い関心を寄せている。しかし、癌専門病院敷地内にホテルを建立することは日本初の試みでもあり、「医療や旅関連はもちろん、総合紙誌をはじめ文化・ライフスタイル・ビジネス等幅広いジャンルのメディアで取り上げてもらいたい」というのがクライアント(大手ホテルグループ)の意向。「何がどのように価値のある話題なのか」を多方面に伝える苦労を伴う。
・記者発表会や内覧会は国立がん研究センターと大手ホテルグループの共催であり、日頃の手続きややり方が異なる官民双方に納得してもらいながら案件を進める必要がある。
発表会等の企画、進行方法からメディア誘致の振り分け、プレスリリースの内容に至るまで、複数の官公庁に確認しながら進行しなければならず、その都度新しい取り決めが発生したり、調整が出て、それらを全関係者にフィードバックしては納得してもらう作業が続く。通常のPRに要する交渉ごとの数倍手間と時間を強いられる。


PR手法と内容

メディアの特性別にアプローチ。確認・調整日程は前倒しで乗り切る
・企画や各種原稿の官公庁等への確認は、通常より大幅な前倒しスケジュールを組み、大手ホテルグループ側とも密に連絡をとり、効率的に連携をとって何とか対応。
・誘致するメディアには、それぞれの特性に合わせてアプローチ方法を変えた。医療専門系媒体には専門性の濃い内容の文書で声掛けし、一般総合紙誌や文化・ライフスタイル系媒体には新しい医療・介護の世界を視野に入れた内容で、IT系としては病院や協力企業と連携したホテルのICTサービスに触れるなどの工夫を施す。
・内覧会は記者や取材クルーをテレビ、Web、新聞などの種別、さらに業界別にグルーピングし、ツアー形式で行った。媒体の方向性によって知りたい内容や撮影したい場所、さらに説明内容のレベルも異なるため、取材時の混乱を回避する配慮だ。

成果

テレビでは長尺で丁寧な報道も獲得。紙媒体やWebで400件以上の露出
・期待以上に幅広いジャンルのメディアで扱ってもらえた。アプローチの仕方をメディアの特性別に分けて行ったため、切り口も多彩。
・ワールドビジネスサテライト(WBC)やNHKの首都圏ネットワーク等、テレビでは5番組に取り上げられ、特にWBCでは5分以上の尺で特集扱いでホテルを細部まで紹介してもらえた。
・Webでは人気ニュースサイトに扱われたことで多数の転載もあり、約400件の露出を数えた。紙媒体は全国紙から千葉ローカルな各種紙誌、医療・旅行・ホテル業界紙誌、さらにビジネス誌にまで掲載があった。

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