かつて野球のトレーニングといえば、走り込みや筋トレ、実戦と、汗をどれだけ流すかに重きが置かれる世界でした。それが、2000年代にアメリカで選手のデータを統計学に基づいて分析するセイバーメトリクスが注目を集め、流れが変わっていきました。続々とメジャーリーグ球団が同手法を導入し、チームや選手のパフォーマンスを大幅に向上させていったのです。
データを重視したトレーニング法は多岐にわたり、アスリートの動作や筋力などを測定し、その解析結果をベースとした個人別に最適な練習法がプログラムされます。その結果効率よく、選手としての能力を伸ばすことができるのです。
アメリカでは、このデータ分析を柱としたトレーニング法を実践するための機関がいくつかあり、特に「ドライブライン」は大谷翔平選手をはじめとするトップメジャーリーガーが足しげく通うことで有名な存在となっています。
そして、日本にも「ドライブライン」並みに高度動作解析の機材・人材を装備したトレーニング施設が誕生しました。NEXT BASE ATHLETES LAB(株式会社ネクストベース)です。そのPRを弊社で担当しました。
データ解析・分析を駆使したトレーニングの潮流を知っている人間には、垂涎の世界で大変なニュースなのですが、前例がないだけに、野球関連のメディアはもちろんのこと一般メディアの方々にも「実態をどう伝えるか」が最大の難関でした。