「調査 PR」でマーケット拡大 PRお役立ち情報

パソコンの調査データをみる女性

「調査PR」で、マーケットシェア拡大を狙う

調査PRは、商品・サービスに関連したデータをアンケートなどで導き出し、プレスリリースにまとめてメディアへ発信して露出を図るPR手法です。

1.調査PRとは?

1.調査PRとは? のイメージ
PRしたい商品・サービスにまつわる調査によって収集されたデータを基に、トレンドの傾向や社会の問題点を明らかにし、プレスリリースにまとめて発信する……これが調査PRです。
PR素材となる商品・サービスに関連したデータを世に出すことでその周辺に注目が集まり、市場が盛り上がるように仕掛けます。商品・サービスの特徴をいきなり訴求するのではなく、調査で得た客観的なデータをトリガーに情報発信するため、自画自賛的な宣伝色が薄まり、共感を集めやすくなります。
調査はインターネットや郵送によるアンケート、街頭インタビュー、モニター調査、グループ取材等方法はさまざまです。

新製品やトピックスがない時でも、プレスリリースを配信できます。しかも、単に「ネタがないときに無理やりプレスリリースを出すためのPR手法」ではなく、筋書き次第で値千金の活躍をしてくれるのです。調査によって生まれた数字(データ)は衆目を集める吸引力があります。雑誌や新聞、テレビ番組で毎日のように数々のランキングが報じられているように、調査で生まれた数字は人の興味を惹くパワーを有しているのです。
もちろん、同じ話題でも表現の仕方次第で面白くなったりつまらなくなったりします。調査データも料理の仕方によって効果は千差万別です。

2.調査PRの効果

2.調査PRの効果のイメージ
調査PRはさまざまな目的に有効活用できますが、最も効果的なのは「意識改革」です。
PRしたい商品・サービスが置かれているマーケットにはびこる先入観を、説得力あるデータで払しょくし、市場の流れを変え、自社の商品・サービスがいかに価値があるかを打ち出すのです。
モニター調査や嗜好に関する調査で「意外な事実」を掘り起こし、喧伝します。
もちろんデータの捏造はご法度です。虚偽や誇大表現は共感を呼びません。
しかし、調査で得たちょっとしたデータがものごとを見る角度を変え、新しい価値を見出すことは少なくないのです。
もちろんやみくもに調査を行うのではなく、自社の商品・サービスの特性を念頭に、メディアが興味を持ちそうな関連データは何か、固定観念を覆すような発想を引き出すようなデータは何かを考え、仮説を立てます。

事例をもとに、調査PRの具体的な効果を見ていきましょう。
■2020年・PRアワードグランプリ受賞のダイキン工業
エアコンを買う際に重視される性能を調査データで一新

ダイキン工業は、エアコンを購入する際に重視されるのはエコ(電気代を安くするという意味あいも含む)だという既成概念を、より大事なのは「湿度コントロール」だと、データと科学的な論拠を示して社会の意識を変化させました。「湿度コントロール」はダイキン工業製品の優位性であり、調査で得たデータを武器に市場に訴求して、売り上げを伸ばしました。

■戦略PRの代表例として本田哲也氏も絶賛したピジョン
よいベビーカーの常識を調査データで改革し、シェアを5%から大躍進

上位2社が8割のシェアを占めていたベビー用品市場に、ピジョンはベビーカー参入時に、大々的にモニター調査を実施して、ベビーカーを買う際に重視される従来のポイントとは異なるデータを導き出しました。
よいベビーカーは「軽くてファッショナブル」だという定説を、「タイヤが太くて段差があろうと苦労なく押せる」ベビーカーがより優れていると、データによって常識を覆したのです。ベビーカーに対する先入観を改め、先行する競合他社とは異なる特徴で勝負に出ました。そして見事にシェアを獲得しています。

上記の二つの例は、いずれも後発参入するメーカーが市場の既成概念を変えられるようなデータを想定し、仮説を立てて調査PRを実施したものです。入手したデータを利用してメディアにアピールし、自社の商品・サービスに対してポジティブな空気を市場に形成しました。それがシェア獲得につながっています。
このように、調査PRは「売れる空気」を作り出します。

3.調査PRの手法、手順

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調査PRの手順の基本はほぼ以下の内容に集約されます。
どのような調査をすべきかは、PR素材と同類の競合商品・サービスを検索し、いかなる切り口でニュースになっているのか分析することが重要です。

4.調査リリースの書き方

4.調査リリースの書き方のイメージ
調査PRにおけるプレスリリースの書き方ですが、数値の羅列、そっけない表やグラフだらけになるようなことは避けてください。
数字は説得力がある反面、人によってはアレルギー反応を起こすほど毛嫌いされることもあり、なんでもかんでも数値で納得させるのではなく、数値で引き出された好感度の高さや傾向の強さをグラフやイラストで、プレスリリースやプレゼンテーションシートの要所要所に配置して、視覚的に共感を湧き起こさせる工夫が必要です。
データは数字そのものではなく、図やイラストに近いグラフで表現するとわかりやすさが増します。場合によっては、プレスリリースや資料全体のボリュームは、多少多めになっても問題はありません。
ただし、受け取ったメディアが全文を読んでくれるとは限りません。注意を惹くような図を挿入して、興味を抱かせるページ展開が重要です。
テレビの情報番組で司会者やコメンテーターがニュースの説明の補足としてフリップと呼ばれるボードを用意しますが、そのままフリップに採用されるような絵柄で、データに「モノ」を言わせてください。

5.調査PRの事例

5.調査PRの事例のイメージ
調査PR の事例をもう少しご紹介しておきます。

――「名もなき家事」撲滅に向けた挑戦~大和ハウス・家事シェアハウス
※日本子育て支援大賞2021、厚生労働省主催イクメン企業アワード2018グランプリ、2018年度PRアワードグランプリ各受賞
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/kajishare/index.html


――90%の人が満足したブランド初「歯間クリーナー」~プロクター&ギャンプル(P&G)社
https://assets.ctfassets.net/ugm1tr5brd4w/OJycH0SCtPKEPeXpG6f9d/503cd0199ece68f92bb70fd7b358b371/20200324p01.pdf


――冬に食べたいアイスクリームに関する調査~アイスクリームメーカー各社
https://getnavi.jp/cuisine/85188/
https://www.morinagamilk.co.jp/release/1110_3109.html
https://pinspo.com/6244.html

6.まとめ

当社では、様々な分野を対象に調査PRをプランニングし、数々の成果を上げてまいりました。調査を軸としたPRの企画、調査の実施、プレスリリースの作成・配信までワンストップでサポートします。

●主な実績 
子どもの食に関する意識変容/震災への意識調査/梅雨どきのお掃除に関する意見/特定の食品成分のマーケット形成に関する調査等

●調査方法 
報道状況分析/メディアからの評価/有識者ヒアリング/ステークホルダー調査/SNS報道分析/生活者・顧客候補の意識調査・意見収集/ブランド調査/業界動向調査/企業ブランド調査/地域別や年齢別等の属性別調査など、

「マーケットシェアの拡大」や「認知向上」に効く、調査PRサービスについて、お気軽にご質問も受け付けております。ご依頼をお待ちしています。お問い合わせはこちらから。
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