イベントプロモーションとは PRお役立ち情報

イベントプロモーションとは|種類や事例、メリットについて解説。

イベントプロモーションとは|種類や事例、メリットについて解説

「効果的に自社商品やサービスを認知拡大させたい」を目的に、イベントプロモーションを検討したことがある方は、少なくないでしょう。ただ、いざ実行に移すとなると「イベントプロモーションの企画はどうすればいいのか」「成功事例が知りたい」など悩みが続々と出てきます。

そうした悩みにお答えして、イベントプロモ―ションを滞りなく遂行させられるように、この記事では、イベントプロモーションの定義、メリット、その種類や成功事例についても紹介します。イベントプロモーションを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社MOPSは、イベントプロモーションをサポートしている会社です。

PR(広報)という知見をベースに、SNSも組み合わせた全体的なプランニングを手がけています。
質の高いプロデュースと運用を実現できるのが強みで、一貫して手厚いサポートを提供しているため、イベントプロモーションに知見がない場合やリソースがない場合でも安心してご依頼いただけます。

イベントプロモーションとは:イベントを通して消費者にアプローチをすること

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イベントプロモーションとは

イベントプロモーションとは、イベントを通じて商品・サービスの認知拡大や販売促進を狙うマーケティング活動です。

イベント会場では、消費者に自社の商品やサービスを実際に使ってもらったり、エンタテインメント性のあるデモンストレーションを行ったりします。

イベントプロモーションのメリットとデメリット

イベントプロモーションは企業と消費者が双方向のコミュニケーションをとりやすく、信頼関係を築きやすいプロモーション手法です。その場で商品の使い心地やサービスを体験してもらえるため、企業が伝えたい魅力や特徴が消費者にダイレクトに伝わります。直接質問を受けたり、感想を聞くこともでき、有益な情報を多数得ることができます。

ただし、イベントプロモーションは企画から告知・実行まで、会場費や当日のスタッフの手配、会場の設営など、多くのコストが発生します。しかも、お金と時間をかけてイベントを開催しても、来場者が少なければ十分なプロモーション効果は得られません。

必要なコストに対して、それを回収するにはどのような成果が上がればよいのか、集客は何人を目標とするのかといった費用対効果を考慮しながら、企画を立案することが大切です。

イベントプロモーションを行う3つのメリット

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イベントプロモーションを行うメリットについて、もう少し詳しく見ていきます。
大きなメリットは、以下の3つです。

  • ・商品やサービスを消費者にダイレクトにPR可能
  • ・認知度の向上や、情報や評価の拡散効果がある
  • ・短期間でPR効果を出しやすい

商品やサービスを消費者にダイレクトにPR可能

イベントプロモーションは情報を発信したい企業などが消費者と直接触れ合えるため、自社の商品やサービスをダイレクトにアプローチできます。

企業が消費者に向けた商品やサービスの情報発信は、新聞・雑誌、テレビ、Webサイトや広告などといったメディアを介し、非対面で行われるのが一般的です。しかし、それでは消費者は商品やサービスの魅力や使用感を体感できません。魅力を把握しきれません。

イベントプロモーションであれば、実際に使い勝手を消費者に体験してもらえます。他の人の感想も伝わってきます。おのずとコンバージョン率が高くなります。参加者を数人まとめた催しをプログラムに入れ、イベントの場で消費者が知り合う仕組みをつくれば、ファンのグループがいくつか誕生して、バズりやすくなるかもしれません。

情報を発信する側も、消費者のリアルな反応を見ることができ、直接質問をすることも可能です。イベントプロモーションで得た評価を、今後の商品開発やイベント企画などに活かせます。

認知度の向上や、情報や評価の拡散効果がある

来場者の印象に残るイベントを開催できれば、SNSに投稿してもらえる可能性があります。

SNSは拡散力が高いため、イベントに参加しなかったユーザーにも自社の商品やサービスを認知してもらえます。商品の存在を知らない潜在層にもアプローチできれば、見込み顧客は連鎖的に増えていきます。

SNSでの拡散を狙う場合は、SNSへ商品やサービスに関する投稿をギフト贈呈の条件とするなど、SNSで取り上げやすくなる仕組みをつくりましょう。消費者の投稿数が多くなるほど、商品やサービスの知名度が高まります。

また、SNSで多くのユーザーに拡散されれば、メディアに取り上げてもらえる可能性も高まります。今やメディアも報道のネタはSNSへの依存度が非常に高いからです。さまざまなメディアで取り上げてもらえれば、より幅広い層に訴求でき、商品・サービスのさらなる認知度アップが期待できます。

短期間でPR効果を出しやすい

イベントプロモーションの来場者は、もともと商品やサービスに興味のある見込み客がほとんどです。

そもそもイベント開催の告知は、プロモートしたい商品やサービスに関心がある人々に向けて配信されます。ましてや会場に足を運んでくれる人ともなれば、かなり熱心なファンだと期待できます。

そういった「元からファン」という人々に、追い打ちをかけるように対象商品やサービスの魅力を、イベントを通じて直接アプローチをかけられるため、短期間でプロモーション効果が出やすくなるわけです。

また、集客力の高いイベントは話題性を生みやすいのが特徴です。多くの人が集まるということは、それだけイベント内容の質が高いということですし、参加者の多くが当日の模様をSNSに書いてくれる可能性も高まり、イベントに参加していないユーザーの認知度アップも期待できるでしょう。

イベントプロモーションの主な種類

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具体的なイベントの開催方法に話を移しましょう。
イベントプロモーションのやり方については、主に以下の5つの種類が挙げられます。

  • ・展示会、展示販売会
  • ・スポーツ、音楽イベント
  • ・飲食イベント
  • ・周年イベント
  • ・講演会、セミナー、シンポジウム


それぞれ解説します。

展示会、展示販売会

展示会や展示販売会は、イベントごとに決められたテーマに沿った一業種で、さまざまな商品やサービスのデモンストレーションや販売が行われることが一般的です。開催期間は1日〜2週間程度が多いようですが、場合によっては1週間前後という開催もあるようです。

参加者は、出展テーマに応じて法人限定、消費者も混在とさまざまですが、社会に公式発表する前の情報が出る可能性もあり、招待制とするのがほとんどです。

展示会のメリットは、特定テーマに沿ったさまざまな企業が出展するため、多くの来場者が見込めることです。ただし、競合他社との差別化を図らないと、埋もれてしまうこともあります。他社にはない商品やサービスの魅力をアピールできるように、展示やデモに一工夫が必要です。

スポーツ、音楽イベント

スポーツイベントは、来場者がスポーツを観戦するタイプと実際にスポーツに参加するタイプの2種類に分けられます。前者は視覚的な効果が高く、後者は体験による満足度が高いという特徴があります。

音楽イベントでは、アーティストを招いてライブを開催します。年末の第九合唱のように来場者参加型のケースも少なからずあります。他のイベント以上に一体感や高揚感を味わえるため、高いプロモーション効果が期待できます。

ただし、スポーツイベントも音楽イベントも、特別な会場を用意しなければなりません。スポーツイベントの場合は、スタジアムや体育館などの会場の手配から、コストが高額になりやすい傾向にあります。また、屋外イベントになると天候次第でスケジュールが不安定になります。音楽イベントの場合は、音漏れの心配のない会場は限られるため、場所の確保がたいへんです。

飲食イベント

飲食イベントは、食べ物や料理をテーマにしたイベントです。代表的な例として、全国各地で開催されているグルメフェスが挙げられます。

飲食イベントは他のイベントと比較して、老若男女問わず集客できる点がメリットです。幅広い消費者に対して、商品・サービスを宣伝できます。ターゲットを絞りたい場合は、特定のジャンルのメニューに限定したイベントを開催するとよいでしょう。

ただし、飲食イベントは食べ物を扱うため、食中毒や感染症のリスクを抑える対策が必要です。また、各都道府県で定められている「イベント時の飲食物提供に関する注意事項」に従って実施しなければなりません。

周年イベント

周年イベントは、会社設立や商品発売の節目のタイミングで実施するイベントです。認知拡大だけでなく、従業員のモチベーションも向上させられる行事として、キリがよい10周年・50周年などに必ず実施している企業も少なくありません。

バリエーションとしては、受賞記念イベントやコンテスト開催&結果発表を特定のサイクルで行うこともあります。いずれも企業価値のアピールに威力を発揮します。

講演会、セミナー、シンポジウム

講演会やセミナー、シンポジウムは、自社の社員もしくは、専門家や著名人などをゲストに招いてトークを行うイベントです。一般の消費者というよりは、法人向けのイベントで、特定の業界関係者が参加し、発表や討論を目的に行われます。

講演会やセミナー系のイベントは、登壇者がある一つのテーマに対して発表や報告をしたあとに、聴衆側である参加者がテーマに沿って質問を行うという流れが一般的です。また、複数の登壇者を呼び、トークディスカッション形式にしてイベントを進める方法などもあります。

著名人をゲストに招いた講演会やセミナーの場合は、自社に興味がない方や認知していないユーザー層にも参加してもらえる可能性が高いです。

ただし、著名人や専門家の場合は、講演料も高額になる傾向があるので、注意が必要です。

イベントプロモーション行うときの注意点

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イベントプロモーションを行うときの注意点は、以下の2つです。
プロモーションイベントを行うことになって、最大の難関は企画立案だと思っている方が多いと思います。しかし、次の二点も忘れてはなりません。

  • ・イベント告知が事前に必要
  • ・手間や費用がかかる


それぞれ解説します。

イベント告知が事前に必要

イベントプロモーションは事前に告知をしないと、認知されず来場者が少ないイベントになる可能性があります。
そしてどのような人に来場してもらいたいか、ターゲットを明確にします。ターゲットに沿った告知方法を考えます。

告知の文章ももちろん大切です。イベント参加によって得られる恩恵をわかりやすく伝えることがポイントです。「イベントに参加することでどのような変化を得られるのか」をアピールすることで、消費者の参加意欲をかきたて、来場者がより増えます。

また、ターゲット層に合わせて宣伝方法を変えることも大切です。たとえば、20~30代の女性がターゲットのイベントを開催する場合は、ターゲット層が多く利用するInstagramでの宣伝がお勧めです。SNSで宣伝するにしろ、InstagramがいいかX(旧Twitter)なのか、YouTubeなのか、それぞれ利用するユーザー層が異なるので、事前に把握しておきましょう。

イベントの告知は規模によるものの、2か月前に行うのが理想的です。開催までに期間を設けることで、来場者の予定を押さえやすくする効果があるため、より多くの人が来場してくれます。

手間や費用がかかる

イベントプロモーションは、企画や会場・機材の手配など、準備すべきことがたくさんあります。イベント開催に伴い、打ち合わせの回数も増えがちです。

手間をなるべく抑えたい場合は、PR会社に依頼するのがお勧めです。委託費用はかかるものの、目的に合わせて最適なプランを提案してくれるため、手間を抑えられるだけでなく、大きなプロモーション効果を期待できます。

また、イベントプロモーションを実施したものの、思ったよりも人が集まらなかったという失敗は少なくありません。来場者が少ないイベントは、プロモーション効果も低くなります。それなら、イベントプロモーションに慣れるまではPR会社の手を借りたほうが、最終的な費用対効果も高まります。

イベントプロモーションを成功させるためには、ノウハウや経験が不可欠です。実績のあるPR会社に依頼することで、費用対効果を高められます。

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イベントプロモーションを成功させたい!2つのポイント

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イベントプロモーションを成功させるためのポイントを挙げておきましょう。2つあります。

  • ・ターゲットの決定、顧客が拡散したくなるような工夫
  • ・SNSの活用


それぞれ解説します。

ターゲットの決定、顧客が拡散したくなるような工夫

イベントプロモーションは、ターゲットをしっかりと明確にすることでプロモーション効果を高められます。ターゲットが明確であれば、イベントの方向性も決めやすく、開催の主旨がブレることもありません。

逆に、ターゲットが曖昧なままイベントを行うと人が集まらず、イベントの費用対効果が悪くなる可能性が高くなります。また、集客が悪くなるとSNSで拡散することもないので、進行内容を工夫しても来場者に刺さるようなプロモーションが難しくなります。

ターゲットを決めるときは、年齢や性別、職業などを具体的に決めることが大切です。イベント関係者がターゲットをイメージしやすくなるうえに、全体に共有しやすくなります。

また、プロモーション効果を高めるためには、顧客が拡散したくなるような工夫も必要です。たとえば、投稿のリツイートやアカウントのフォローを条件にプレゼントを用意すると、自然とSNSに取り上げられるようになります。

SNSの活用

イベントプロモーションは、今の時代、SNSを活用することで、成功しやすくなります。

SNSは拡散力が高く、これまで商品・サービスと接点のなかった顧客にも情報を伝えられるためです。SNSは商品・サービスを知らない新規見込み顧客を開拓するときにも有効な手段と言えます。

当社では、PRを軸にSNSを組み合わせた全体プランニングを手がけています。質の高いプロデュースと運用を実現できるのが強みです。

ノウハウやリソースがない企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。

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イベントプロモーションの成功事例

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イベントプロモーションの成功事例を、2つ挙げておきましょう。

  • ・人気菓子ブランド×イベントプロモーション
  • ・某大手スポーツメーカー×イベントプロモーション

人気菓子ブランド×イベントプロモーション

自社の人気菓子ブランドでは、消費者がどのくらい自社のどのお菓子を愛しているのか、総選挙と題して全国民に向けて調査をしました。

この総選挙自体がイベントであり、プロモーションなのです。
調査はSNSで投票を募ったため、商品のファン層ではなかったユーザーも気軽に参加でき、調査自体がお菓子ファンの間で話題になり、売上アップにつながった成功事例です。

47都道府県ごとにランキングを発表しただけでなく、特定の菓子に対する愛が深い人物像を地域ごとにイラスト化しました。
人物像のファッションや得意な手料理なども詳細に紹介したため、これもまたSNSで大きな話題となりました。

調査内容・調査結果ともに、つい笑ってしまうようなエンタメ性の強いイベントプロモーションです。

某大手スポーツメーカー×イベントプロモーション

某大手スポーツメーカーでは、新商品の履き心地を消費者に体感してもらうために、ゲームイベントを開催しました。

ただ単純に走るだけでなく、ゲーム内で作成したアバターが参加者の走行に合わせて走ってくれるユニークさが魅力です。

ゲーム終了後は、参加者にプレゼントが贈呈されました。これを参加者がSNSに投稿できるようにしたため、より多くの人にスポーツメーカーの商品情報と遊び心を伝えることができました。

【間違い注意】プロモーションとPRの違い

【間違い注意】プロモーションとPRの違いのイメージ
さて、冒頭で「イベントプロモーションとは、イベントを通じて商品・サービスの認知拡大や販売促進を狙うマーケティング活動です。」と解説しました。

最後に、プロモーションとPRの違いについて説明しておきます。
その違いは、「販売促進活動があるかどうか」です。

プロモーションは、宣伝広告やキャンペーンを行い、消費者に商品やサービスの購買意欲を促進させる活動です。
その手段として展示会や音楽イベントを開催したりするのがイベントプロモーションだということです。

一方、PRはプロモーションの一部であるものの、プロモーションのように商品やサービスの販売促進は行いません。マーケティング活動におけるPRは、企業とユーザー双方向のコミュニケーションを通して、持続的な信頼関係を構築するのが目的です。

プロモーションを成功させるためには、消費者と良い関係を築く必要があります。消費者と良い関係を構築する=PRです。
PRファーストでプロモーションを実施することで、商品・サービスの認知度や売上アップを効率的に実現できるでしょう。

これを踏まえてイベントプロモーションに臨まないと、わけがわからなくなります。

イベントプロモーションの企画なら

イベントプロモーションの企画ならのイメージ
株式会社MOPSは、イベントプロモーションをサポートしている会社です。

PR(広報)という知見をベースに、SNSも組み合わせた全体的なプランニングを手がけています。そのため、質の高いプロデュースと運用を実現できるのが強みです。

当社では一貫して手厚いサポートを提供しているため、イベントプロモーションに知見がない場合やリソースがない場合でも安心してご依頼いただけます。

まとめ

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イベントプロモーションのメリットは、短期間でPR効果が出やすいことです。SNSを活用することで更なる効果が期待できます。しかし、イベントプロモーションを成功させるためには、ノウハウや経験が必須です。

イベントプロモーションにかかる手間を最小限に抑えたい場合や費用対効果を高めたい場合は、株式会社MOPSにご相談ください。

当社では、PR(広報)とSNSを組み合わせた全体プランニングが可能です。これまでのノウハウや経験を活かして、効果の高いイベントプロモーションをご提案しています。

ノウハウやリソースがない場合でも、商品・サービスの認知拡大や販売促進が可能です。イベントプロモーションをご検討されている企業様は、お気軽にお問い合わせください。


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