広報活動というと、プレスリリースを出したり、製品発表会や記者会見を運用するといった、メディアを通じて自社や製品の価値や方向性を伝える業務が連想されがちです。
しかしそれらは、広報活動の一端でしかありません。
広報活動の本来の目的は、単に新製品やトピックスが出るごとに話題づくりすることではなく、もっと長期的な目線で「自社の歩むべき姿」を捉えて、そのための「ステークホルダーとの関係づくり」をすることなのです。
参考:PRとは?「理解、認知、好感」を獲得するための社会活動 (mops-pr.net)
ステークホルダーとの間に強固な信頼関係を築ければ、その結果大きな共感を覚えてもらえるようになり、そこには掛値なしの価値感が生まれていくでしょう。そうなれば、貴社はもう理屈なしに、他社とは差別化された特別な存在となるのです。
貴社と強固な信頼関係を築け、共感してくれる人々は、たとえば、価格競争も関係なく支持し続けてくれることでしょう。
こうした特別な関係の形成、それが「ブランディング」です。「ブランディング」こそ、究極の広報活動と言っても過言ではありません。
社会情勢にしろ経済にしろ、予測もつかないような出来事が続々と押し寄せてきている現代、よりいっそう「ブランディング」の重要性に注目が集まっています。
この多様性の時代に勝者となるには、話題づくりよりも価値づくりなのです。
企業を長期的に、持続的に成長させるブランディングについて、その意味から施策に至るまで、解説していきます。
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