【手順】記者発表会の基本的な進め方
記者発表会の基本的な進め方は以下の通りです。
- 記者発表会の企画立案
- 開催日時と会場の決定
- タイムスケジュールの作成
- 案内状とプレスリリースの作成
- リハーサルと本番
それぞれ説明します。
1. 記者発表会の企画立案
記者発表会を企画するときは、まず開催する目的を明確にしましょう。招待するメディアの数や掲載される記事数などの目標を設定し、実現可能なプランを企画書にまとめます。
自社の運営チームと目標を共有し、体制や役割分担なども決めていきます。
2. 開催日時と会場の決定
記者発表会の開催日時は、報道陣が比較的動きやすい平日の11~14時あたりがおすすめです。金曜日や週末は情報番組が少なく、新聞を読む機会や情報収集のためにPCやスマートフォンに向き合う時間も減るため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
会場を選ぶ際には、「報道陣が来やすい場所か」「招待する人数と広さに合致しているか」「予算内に収められるか」の3つを考慮しましょう。
記者発表会を開催する場所は、ホテルや貸しホールなどさまざまです。発表する新製品やサービスと会場のイメージが一致している方が、メディアに取り上げられたときにインパクトが高まることもあります。
3. タイムスケジュールの作成
記者発表会では、限られた時間内に新製品やサービスの魅力を伝える必要があります。そのため、タイムスケジュールの作成は非常に重要です。
忙しいスケジュールの中で、時間を作って参加してくれる方も多いので、当日は遅れが出ないように気をつけましょう。
タイムスケジュールを作成する際には、運営スタッフの入場時間から会場の撤収時間まで、一連の動きを決めておくことが大切です。
4.案内状やプレスリリースの作成
招待したいメディアに送る記者発表会の案内状やプレスリリースを作成する際には、以下の内容を記載します。
- ・記者発表会の概要
- ・開催日時
- ・会場(最寄駅、駅からの所要時間、地図)
- ・駐車場の有無(近くのコインパーキングの情報)
- ・出席者
- ・プレスリリースの配信先
- ・メディアからの問い合わせ先(電話番号、メールアドレス)
開催日の3週間前には、メディア関係者に案内状やプレスリリースを送付しておくのが望ましく、早ければ早い方がスケジュールを調整してもらいやすくなります。
5.リハーサル・本番
リハーサルは出席者全員が参加できなくても、時間配分を確認するために行った方が無難です。
実際に利用する会場でリハーサルを行い、「メディア席からプロジェクターの画面は見やすいか」「音声は聞き取りやすいか」なども確認します。リハーサルが難しい場合は、当日早めに会場でテストするようにしましょう。
記者発表会の進め方についてさらに詳しく知りたい方は、
「成功する、記者発表会」の記事をご覧ください。
6.一番大切なのは、イベントにストーリーを持たせること
上記の基本項目を押さえた上で、実はもっと大事にすべきポイントがあります。 それは、記者発表会やPRイベントのストーリーづくりです。「これは参加しなければならない」とメディアに思わせるようなフックが必要なのです。
これは、話題になるタレントの招聘でも、発表を斬新なデモンストレーションで演出するでもかまいません。記者発表会やPRイベントを開催し、報道に結びつけるためには、このストーリーが非常に重要になります。