2)テレビPRは、なぜ効果的? どんなケースに効く?
テレビPRの効果や長所をまとめてみました。
・短時間で大勢に情報を広められる
テレビの視聴率は集計方法が複雑で諸説ありますが、1%で約100万人が定説となっており、5%の番組なら500万人が見たことになります。
新聞の発行部数が年間約3500万部(2020年10月日本新聞協会調べ)で、これは複数種類の新聞が年間どれだけ発行されたかを表す数字ですから、瞬時に100万人単位の人々に情報を届けるならテレビの効果が群を抜いていることがわかるでしょう。
しかも新聞やネットメディアは一人で見るものですが、テレビは一度に大勢の人々が視聴でき、その場で意見が交わされてバズられていくことも少なくありません。
・共感されやすい
テレビで流される情報は、番組だけではなくCMもあります。
CMは広告主がお金を出して任意の情報をテレビでオンエアしてもらっているということは、誰でも知っていることです。「手前みそ」な印象を与えがちです。
その点テレビPRで仕込んだ情報は番組本編内で紹介され、テレビ局の制作陣が客観的視点で評価して扱われた情報だと視聴者からみなされます。ですから、一般的にCMよりも信頼感や共感を得やすくなります。
・予算がかからない
テレビPRは「こんなよい情報があるので、番組で扱いませんか?」と番組制作スタッフにアプローチすることで、成立します。
CMのようにお金のやりとりは発生しません。その分、どのように紹介されるかは情報提供元が指定することはできませんが、情報を売り込む段階である程度の感触をつかむことはできます。