テレビPR PRお役立ち情報

テレビカメラとスタート準備

テレビPRでテレビ取材を増やす

「視聴率1%=100万人」と、一瞬で爆発的な認知を獲得できるテレビの影響力は莫大。新聞すら年間発行部数は1,000万部以下(つまり1日あたり30万部以下)です。テレビの人気番組で紹介された途端行列ができる店、売り切れになる商品は数知れません。しかし、よほどのことがない限り、待っているだけではテレビ取材は来ません。能動的にテレビ取材を誘引するなら、テレビPRです!

1)テレビPRとは

1)テレビPRとはのイメージ
企業や団体がテレビ番組内で自分たちの商品やサービスを取り上げてもらうPR手法のことです。

ネットメディアの台頭でテレビ離れが叫ばれて久しいですが、その影響力はまだまだ絶大です。テレビで店が紹介された途端行列ができる話は頻繁に聞きますが、人気のあるWebメディアで紹介されて即座に長蛇の列ということは稀です。やはりテレビへの露出は特別な効果があります。

2)テレビPRは、なぜ効果的? どんなケースに効く?

2)テレビPRは、なぜ効果的? どんなケースに効く?のイメージ
テレビPRの効果や長所をまとめてみました。

・短時間で大勢に情報を広められる
テレビの視聴率は集計方法が複雑で諸説ありますが、1%で約100万人が定説となっており、5%の番組なら500万人が見たことになります。
新聞の発行部数が年間約3500万部(2020年10月日本新聞協会調べ)で、これは複数種類の新聞が年間どれだけ発行されたかを表す数字ですから、瞬時に100万人単位の人々に情報を届けるならテレビの効果が群を抜いていることがわかるでしょう。
しかも新聞やネットメディアは一人で見るものですが、テレビは一度に大勢の人々が視聴でき、その場で意見が交わされてバズられていくことも少なくありません。

・共感されやすい
テレビで流される情報は、番組だけではなくCMもあります。
CMは広告主がお金を出して任意の情報をテレビでオンエアしてもらっているということは、誰でも知っていることです。「手前みそ」な印象を与えがちです。
その点テレビPRで仕込んだ情報は番組本編内で紹介され、テレビ局の制作陣が客観的視点で評価して扱われた情報だと視聴者からみなされます。ですから、一般的にCMよりも信頼感や共感を得やすくなります。

・予算がかからない
テレビPRは「こんなよい情報があるので、番組で扱いませんか?」と番組制作スタッフにアプローチすることで、成立します。
CMのようにお金のやりとりは発生しません。その分、どのように紹介されるかは情報提供元が指定することはできませんが、情報を売り込む段階である程度の感触をつかむことはできます。

3)テレビ取材を獲得する基本的な流れ

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テレビPRで番組制作者から取材を獲得する手順は、以下のような流れです。

テレビ取材してもらいたい情報(商品や人物、企業等)について分析し、どのようなタイプの番組をターゲットとするか明確にします。

 ・どんな人に情報を知ってもらいたいか(年齢、職業、在住地域、嗜好性等)
 ・情報の紹介のされ方(概要の紹介、市場での位置づけ、一部の特長等)

【STEP1】
ターゲットとなる番組の傾向がわかったら、具体的な番組名を一覧にして、それぞれの内容を分析します。

【STEP2】
取り上げてもらいたい番組別に、企画書を作成します。
テレビ番組の企画は「画像」があることが大前提です。企画書も、視覚的要素を意識して書きます。たとえば討論番組にしても、議論そのものだけではなく、論客たちの顔ぶれ、表情、議論の資料的映像があってこそ成立するものであり、何らかの視覚的要素がなければ話になりません。
ターゲットとする番組でどのように取り上げてもらえそうか視覚的要素も織り交ぜ、装丁される取材先等の資料も添付し、企画書は完成します。

【STEP3】
番組制作担当者へ企画書を持ち込み、情報をアピールします。
これは、どこに企画書を持っていくかも含め、一筋縄ではいかない作業です。
的確な企画書を作成し、適材な担当者へ持ち込むことが鉄則です。

4)成功するテレビPRとは

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3)でテレビPRの流れをまとめましたが、これらの作業は一般的な企業広報部門では実際にやってみると一筋縄ではいかないケースが多々出てきます。

特に「番組で取り上げてもらえる企画書の制作」と「ターゲットとする番組の適材な担当者へのアプローチ」は、ハードルが高いでしょう。

テレビ番組の傾向は社会情勢や担当者によってうつろうものなので、日常的にテレビPR案件を扱っていないと企画書制作や番組キーマンへのルート管理は難しいからです。

成功するテレビPR企画書の要素
・読み飛ばされない魅力的なタイトル
(毎日500通以上のプレスリリースや企画書が届く担当者も多く、そのまま番組で採用したくなるようなタイトルが必須)
・簡潔で「何が言いたいのか明確」な内容
・写真や図などが盛り込まれた構成(テレビは視覚的要素が命)
・番組内容に応じたキーワード(季節性、お得、例がない等)を意識した企画内容
・取材の流れがイメージできるような資料の添付(取材先、データ等)

成功するテレビPRのアプローチ方法
・番組制作において、キーマンを明確にし、企画書を持ち込む相手を間違えない
・できれば企画書を受け取る相手の嗜好や性格も把握し、それを意識して説明する

5)テレビPRは人脈や経験値の高いPR会社と組むべき

5)テレビPRは人脈や経験値の高いPR会社と組むべきのイメージ
テレビ番組で情報を紹介してもらうことは、短時間で効果的に多数の人々に知ってもらえる半面、そこまでたどり着くための流れは決して簡単ではないことはご理解いただけたと思います。

業界専門紙誌やネットメディアで注目を集め、じわじわと話題性を高めて、最終的にテレビ関係者の耳にまで情報を届ける等、ほかにもやり方はいろいろありますが、即効性の点ではこれまで記したテレビPRが一番です。

PRの手法の中でも最も敷居が高いとまで言われるテレビPRこそ、PR会社との協業をお勧めします。

PR会社といってもテレビPRの経験がほとんどないケースもありますので、事業実績を調べてテレビ業界を得意とするPR会社を選ぶことはもちろんですが、どういう分野を担当してきたかについても目を配ります。

自社がPRしたい内容、方向性、市場に関する経験が豊富であれば、それだけその筋の人脈も強いでしょうし、トレンドも把握しているはずです。

また、契約方法も一定期間PR業務全般を請け負い、その中でテレビも扱う「リテーナー型」、テレビPRに特化して番組で扱ってもらえた場合だけ支払いが発生する「成功報酬型」の2つがあります。

リテーナー型の場合、テレビだけでなくWebや新聞等も対象メディアに含まれます。周辺メディアの状況も併せて観察して施策を打っていくほうが効果的ですから、最終的には成果が上がりやすい契約方法だと言えます。一方で、テレビ露出だけを考えるのであれば、まずは「成功報酬型」でPR会社との相性を確かめてみるのもよいと思います。
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