Works事例・実績

大手通信キャリアグループ

古都京都、ICTを駆使したリアルな映像・音声の再開発事業発表会
完全オンラインでの敢行にも関わらず、TVを多数誘致!

大手通信キャリアのグループに属する国内有数の不動産会社が、京都の中心部を古都の風情をそのままに、大がかりな新都市開発に取り組んでいます。歴史的な街並みの面影を尊重しながら老朽化した建築物や道路等を補強・改修するという、難易度の高い再開発です。

街を大切にする府民の方々の賛同を得られるように配慮し、さらにコロナ禍対策は万全にPR活動を遂行しなければなりません。緊急事態宣言の解除・延長で右往左往しながら、完全オンラインの発表会を短時間で準備し、テレビの取材誘致にも数多く成功しました。

課題

・地方、且つ地元感の強いプロジェクトを、どのような切り口、打ち出しで全国メディアで話題にさせるか
・大手通信キャリアグループだからこそ実現可能な、「ICT技術を駆使した街づくり」をアピールしたいが、先端性のあるICT技術自体の紹介はできない
・緊急事態宣言下、さらに宣言の延長が予想されるなかで、メディア側への取材案内にどのように配慮すべきか
・決して好条件とはいえない状況下(完成物件もなく、完全オンラインでの実施)でメディア側にどのように興味をもってもらうか

目的

・歴史ある街並みの再開発だけに、その古きよき面影を尊重したうえで老朽化した建築物等の再生を図る意義ある事業であることを、周知
・再開発事業者独自のICT技術でVR(ヴァーチャルリアリティ)等により今回の改築以前の建物等を再現して歴史を伝承するサービスはじめ、先端性の高いプロジェクトだと訴求
・再開発事業者がICT技術を地域社会の活性化に役立てられるデベロッパーの第一人者だとブランディングし、ロールモデルとして全国の自治体や事業者に認知していただく
・再開発完了後の新施設の認知向上 (地元のみならず国内全域)
・再開発地域全般を好意的に受け止めてもらえるような雰囲気づくり

手法

・発表会場は、再開発対象地域の中で取り壊しが決定している築100年もの歴史を誇る文化施設を採用。日常的に簡単に出入りできない建造物が取り壊される直前に発表会場として使用されることで、取材意欲を促進するとの目論見があった。

・関西圏のみならず国内全域のメディアにも興味を持ってもらうために、「ICT×未来の街づくり」や「ICT活用による未来の観光」「伝統文化の再生プロジェクト」等、媒体ごとにテーマ・切り口を分けて取材案内。

・コロナ禍による緊急事態宣言発令中の準備作業が進み、発表会をリアル(対面型)とオンライン(Webex)を併用したハイブリッド式か、オンライン一本で行うかをぎりぎりまで検討したうえで、発令が再延長となった時点で完全オンライン化での開催を決定した。ただし、テレビ誘致を主眼に、改修予定の歴史的建造物の撮影時間を特別に別枠で用意。

・発表会のプログラムにもICT技術を多数採用した。ロボットがMCさながらに会場の外の模様を遠隔操作でライブ取材したり、再開発地域で培われた伝統芸能をVRで再現するといった演出に趣向を凝らし、「ICT技術を使った街づくり」の”イメージ訴求“にこだわった。

成果

・関西圏のみならず首都圏からもメディアが参加し、50以上の媒体を集めた。
・地元メディアはもちろん、全国紙新聞をはじめ、専門誌、Webはニュースサイトや総合サイト、IT系サイト、不動産系サイトはじめ、幅広い分野に扱いがあり、オンライン発表会とは別建てで撮影の日程も組んだことから、オンラインでの実施にも関わらず、取材は複数のテレビにも及んだ。
・NHKニュースで3分を超える紹介があったほか、6つのテレビ番組で扱いがあり、紙媒体、Web媒体を合計すると数百を超える露出を獲得した。

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