2001年創業の米国のITセキュリティベンダーで、本国では大手空港会社や公共機関といった企業・団体にITセキュリティソリューションを提供し、それなりの成功を収めています。特に公共機関のシェアは85%と目を見張るほどです。
それが2017年に日本に進出したものの、知名度はゼロに近く、PRで認知度を広めたいと依頼を受けました。
・日本国内での認知向上(サービス内容、企業名、企業価値等)
・「SASE(サシー)」「ゼロトラスト」領域でのトップ企業としてのブランディング
・ファクトシートの作成
~難解な技術ではあるが、社会への貢献度が高いことへの理解を促す
事業内容の柱となるサービスは専門性が高く、IT系記者以外には理解してもらいにくいものだが、保有する技術がいかに高度であるかよりもそれらがいかに社会にとって有益かに焦点を絞り、わかりやすく説明することに力を注いだ。
同様の文脈でファクトシートを作成し、報道資料として採用。幅広いメディアの記者に企業への理解、グローバルな視点でサービス内容が高く評価されていることなどを伝えることに成功。認知を着実に拡大することができた。
・「SASE」「ゼロトラスト」をキーワードに、調査リリースを作成
~サービスの要となる概念「SASE」はトレンドワードとして新聞一般紙にも散見され、その調査データをまとめた
「SASE」や「ゼロトラスト」は今後社会のセキュリティインフラの基盤として注目を集める概念であり、今回のクライアントである外資系IT企業が最も得意とする分野でもある。これらにおける第一人者として位置づけられるようにこうした概念について多角的に調査を行い、そのデータを「SASE」など題材に新聞や雑誌が記事にする際に積極的に使ってもらえるように働きかけた。データが露出するときに出典元として社名を併記してもらうことで認知度を高め、この市場におけるブランディングを高められる。
・ニュースWeb媒体へ「SASEの基礎」をテーマとした連載企画を提案
~サービス内容に関連した概念「SASE」について、それなりの文字量の解説が連続的に露出できれば、提供する企業への理解も深まる
数媒体に企画書を提出し、産業系Web媒体で大型連載枠を獲得できた。この連載から派生して、別媒体での取材も増加した。
・半年間で70件以上の記事を露出(含む転載)。
・日刊工業新聞のWeb版で全5回の連載獲得ほか、IT専門媒体に留まらず幅広いメディアに記事を掲載できた。
・露出が増えたことから、掲載記事をきっかけにIT専門学校から講師を依頼されたり、一般企業のバックオフィス担当者から問い合わせが入るといった、従来にはなかった窓口からさまざまなアプローチが来るようになった。