広報活動にSNSを利用する5つのメリット
SNSを広報活動で利用するメリットは、主に以下の5つです。
- ・費用対効果が高い
- ・ユーザー(消費者)と信頼関係を築ける
- ・効率的に情報を拡散できる
- ・効果測定しやすい
- ・人事採用にもつながる
それぞれ解説します。
費用対効果が高い
SNSは基本的に無料で利用できるため、広報での運用が成功すれば大きな成果を得られます。
テレビCMやウェブCMなどの媒体は、発信の影響力は大きいものの、数千万円以上の費用がかかることも珍しくありません。一方、SNSは発信にかかる費用はやり方次第で抑えられるうえに、高い効果が期待できます。「なるべく費用を抑えて、効果的に広報活動したい」という場合におすすめです。
また、企業アカウントによるSNS運用は信頼性が高く、自社の個性を活かして情報発信をすれば他社との違いを表現できます。SNSを使わずに独自性を生みだそうとすると、高い費用を払ってタレントをキャスティングするなど、安くはすまなくなる可能性があります。
SNSは運用コストがかからず、自社ならではの情報発信を簡単に行えるため、費用対効果の高い広報戦略といえるでしょう。
ユーザー(消費者)と信頼関係を築ける
広報活動にSNSを活用すると、企業とユーザー(消費者)の間でコミュニケーションが取りやすく、ユーザーとの信頼関係を築くことができます。一般的にSNSには、「コメントへの返信機能」「DM(ダイレクトメッセージ)の送受信」といったユーザーと交流できる機能が搭載されているためです。
特に、DM機能やLINEを活用すれば、ユーザーとより近い距離でやり取りできるので、信頼関係を深めて商品の魅力をしっかり理解してもらうことができます。
商品やサービスを販売するうえで、自社を信頼してもらうことは非常に重要です。SNSの活用でユーザーと企業に信頼関係が生まれれば、商品やサービスを長期間にわたって選んでもらえる可能性が高まります。
効率的に情報を拡散できる
SNSでユーザーの心に響く内容を発信できれば、注目されやすくなり、効率的に情報を拡散できます。魅力的なコンテンツは、ユーザーによって拡散されたりメディアが取り上げてくれたりして、さらに多くのユーザーの元にまで届くからです。
例えば、X(旧Twitter)の「リポスト機能」は、気になる投稿への感想や意見をあなたの周りのユーザーとも共有できる機能です。内容に共感したユーザーが投稿をリポストすることで、情報はさらに多くのユーザーまで広まります。SNSは、企業側だけでなくユーザー自身も発信できる仕組みになっているため、テレビCMやウェブ広告よりも効率的に情報を拡散できるのです。
広報にSNSを活用すれば、短期間のうちに多くのユーザーに情報を届けたり、注目されるきっかけを作れたりできるでしょう。
効果測定しやすい
大半のSNSには月間アクセス数の増減をはじめさまざまな分析機能が備わっているため、広報戦略を実施した後の効果を簡単に測定できます。
例えば、エンゲージメント率やインプレッション、「いいね」数、アクセス数などを参考に、具体的な数値でSNSを利用した広報の成果を判断できます。
また、ユーザーの年齢や性別などのフォロワー属性まで分析できるSNSもあるため、よりパーソナライズされた効果測定がしやすくなります。
効果測定は、目標の達成やPDCAサイクルを回すために必須です。SNSを活用した広報の効果を簡単に測定できれば、改善点を見つけやすくなり、目標の達成率や広報戦略の質を高めることにつなげられます。
人事採用にもつながる
SNSを通して広報活動を行うと、商品を購入したい人だけでなく、求職者に対してもアプローチが可能です。SNSで企業の方針や魅力、求職者にとって有益な情報を発信できれば、自社に共感してくれる人に興味を持ってもらえて、人事採用につながるケースもあります。
SNSでのコミュニケーションは面接よりもオープンな雰囲気で行えるため、人柄が伝わりやすくなります。その結果、ミスマッチを軽減でき、採用の質が高まります。また、就職サイトへの掲載料が不要なため、SNSを通した人材募集は採用コストを軽減できます。
「堅苦しくない面接で、互いの理解を深めたうえで人事採用をしたい」「ミスマッチを防いで効率の良い方法で採用活動をしたい」という方は、SNSを運用して求人活動も念頭に置いて広報活動を展開するのがおすすめです。