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広報にSNSの活用は、業績アップに必須!そのメリットを事例付きで徹底解説。

業績アップに直結する、SNSを活用した広報術:メリットから事例まで

自社の商品やサービス、イベントを効果的に広報する戦略として、SNSの活用が注目されています。広報活動をする人の中には「SNSを利用した広報は業績アップに効果があるの?」「広報戦略にSNSをうまく活用したいがどうすれば・・・」と悩む方も多いのではないでしょうか。

近年、SNSで情報収集をしたり商品を購入したりする人が増えており、多くの企業が広報活動の中でSNSを利用しています。広報活動にSNSを活用すれば、効率的に情報を拡散したり、消費者と信頼関係を築くことが可能だからです。

そこで、広報活動にSNSを活用するメリットや成功させるコツを解説します。成功事例も紹介しますので、SNSを活用して商品やサービス、イベントの広報を考えている企業や担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

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SNSで広報戦略|ユーザーとの交流や認知拡大

SNSで広報戦略|ユーザーとの交流や認知拡大のイメージ
商品やサービス、イベントの広報活動を行う手段として、SNSが注目を集めています。情報の拡散力が高い、ユーザーと近い距離で交流できるなど、SNSを活用した広報活動はメリットが多く、効果的な手段となるためです。

SNSは世代や興味関心に関係なく、多くの人が活用しています。インターネットから情報収集をする人が増加しているため、SNSを通して広報活動を行えば、幅広い層に効率良く情報を届けられるでしょう。

また、大半のSNSに備わっているシェア機能によって投稿が拡散されると、商品やサービスを知らない人の目にも留まり、さらなる認知度アップにつながります。紙媒体をはじめとする一方通行型のメディアで行っていた従来の広報と異なり、コメント機能を使ってユーザーと簡単に交流ができるのも、双方向性のあるメディアであるSNSを使った広報の大きな特徴です。

SNSの運用は、ユーザーと近い距離で交流して信頼関係を築けるだけでなく、高い拡散力で商品やサービスの認知も拡大できる、効果的な広報戦略といえます。

広報活動にSNSを利用する5つのメリット

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SNSを広報活動で利用するメリットは、主に以下の5つです。

  • ・費用対効果が高い
  • ・ユーザー(消費者)と信頼関係を築ける
  • ・効率的に情報を拡散できる
  • ・効果測定しやすい
  • ・人事採用にもつながる

それぞれ解説します。

費用対効果が高い

SNSは基本的に無料で利用できるため、広報での運用が成功すれば大きな成果を得られます。

テレビCMやウェブCMなどの媒体は、発信の影響力は大きいものの、数千万円以上の費用がかかることも珍しくありません。一方、SNSは発信にかかる費用はやり方次第で抑えられるうえに、高い効果が期待できます。「なるべく費用を抑えて、効果的に広報活動したい」という場合におすすめです。

また、企業アカウントによるSNS運用は信頼性が高く、自社の個性を活かして情報発信をすれば他社との違いを表現できます。SNSを使わずに独自性を生みだそうとすると、高い費用を払ってタレントをキャスティングするなど、安くはすまなくなる可能性があります。

SNSは運用コストがかからず、自社ならではの情報発信を簡単に行えるため、費用対効果の高い広報戦略といえるでしょう。

ユーザー(消費者)と信頼関係を築ける

広報活動にSNSを活用すると、企業とユーザー(消費者)の間でコミュニケーションが取りやすく、ユーザーとの信頼関係を築くことができます。一般的にSNSには、「コメントへの返信機能」「DM(ダイレクトメッセージ)の送受信」といったユーザーと交流できる機能が搭載されているためです。

特に、DM機能やLINEを活用すれば、ユーザーとより近い距離でやり取りできるので、信頼関係を深めて商品の魅力をしっかり理解してもらうことができます。

商品やサービスを販売するうえで、自社を信頼してもらうことは非常に重要です。SNSの活用でユーザーと企業に信頼関係が生まれれば、商品やサービスを長期間にわたって選んでもらえる可能性が高まります。

効率的に情報を拡散できる

SNSでユーザーの心に響く内容を発信できれば、注目されやすくなり、効率的に情報を拡散できます。魅力的なコンテンツは、ユーザーによって拡散されたりメディアが取り上げてくれたりして、さらに多くのユーザーの元にまで届くからです。

例えば、X(旧Twitter)の「リポスト機能」は、気になる投稿への感想や意見をあなたの周りのユーザーとも共有できる機能です。内容に共感したユーザーが投稿をリポストすることで、情報はさらに多くのユーザーまで広まります。SNSは、企業側だけでなくユーザー自身も発信できる仕組みになっているため、テレビCMやウェブ広告よりも効率的に情報を拡散できるのです。

広報にSNSを活用すれば、短期間のうちに多くのユーザーに情報を届けたり、注目されるきっかけを作れたりできるでしょう。

効果測定しやすい

大半のSNSには月間アクセス数の増減をはじめさまざまな分析機能が備わっているため、広報戦略を実施した後の効果を簡単に測定できます。

例えば、エンゲージメント率やインプレッション、「いいね」数、アクセス数などを参考に、具体的な数値でSNSを利用した広報の成果を判断できます。

また、ユーザーの年齢や性別などのフォロワー属性まで分析できるSNSもあるため、よりパーソナライズされた効果測定がしやすくなります。

効果測定は、目標の達成やPDCAサイクルを回すために必須です。SNSを活用した広報の効果を簡単に測定できれば、改善点を見つけやすくなり、目標の達成率や広報戦略の質を高めることにつなげられます。

人事採用にもつながる

SNSを通して広報活動を行うと、商品を購入したい人だけでなく、求職者に対してもアプローチが可能です。SNSで企業の方針や魅力、求職者にとって有益な情報を発信できれば、自社に共感してくれる人に興味を持ってもらえて、人事採用につながるケースもあります。

SNSでのコミュニケーションは面接よりもオープンな雰囲気で行えるため、人柄が伝わりやすくなります。その結果、ミスマッチを軽減でき、採用の質が高まります。また、就職サイトへの掲載料が不要なため、SNSを通した人材募集は採用コストを軽減できます。

「堅苦しくない面接で、互いの理解を深めたうえで人事採用をしたい」「ミスマッチを防いで効率の良い方法で採用活動をしたい」という方は、SNSを運用して求人活動も念頭に置いて広報活動を展開するのがおすすめです。

広報活動でよく利用されるSNS4選

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広報によく活用されるSNSは、主に以下の4つです。

  • ・X(旧Twitter)
  • ・YouTube
  • ・Instagram
  • ・LINE

それぞれの特徴を解説します。

X(旧Twitter)

Xは、投稿可能な文字数は基本的に140文字以内と制限されている点が最大の特徴でしょう。読みやすい短い文章に加えて画像や動画などでトレンドや最新情報を発信できます。SNSで最も拡散力に優れていると評され、国内には10代~40代を中心とした多くの利用者が存在します。

Xは、再投稿する機能や、過去の投稿を検索する機能などが備わったSNSであり、商品やサービスの認知拡大を目指す広報戦略におすすめです。

また、Xのタイムラインには、フォローしているアカウントやおすすめの投稿が表示され、トレンドや最新情報をいち早く得ることが可能です。そのため、新しい商品・サービスの話題作りにも向いているSNSといえます。

YouTube

YouTubeの特徴は、動画コンテンツの配信を主体としている点です。さまざまなジャンルの動画を無料で視聴できることが強みで、10代~50代以上まで幅広い世代に利用されています。

ユーザーに動画と音声の両方で情報を伝えられるため、商品やサービスの具体的な紹介やチュートリアルに向いています。ライブ配信やコミュニティ機能などを利用して、ユーザーとコミュニケーションを取ることも可能です。

また、商材にマッチしたインフルエンサーとコラボしたり、YouTube広告を活用したりすることで、ユーザーの注目をより集めやすくなるでしょう。

YouTubeは、ユーザーのおすすめ動画になればアクセスを集めやすく、テレビ番組でコンテンツとして一部が拡散される可能性もあります。そのため、動画の配信以降も継続的にアクセスを増やし、認知の幅を広げることが可能です。

Instagram

Instagramは写真やショート動画で情報をlook and feelで分かりやすく伝えられるSNSで、若年層の女性から高い人気を集めています。「写真映えするもの」が注目を集めるため、飲食やアパレル、コスメなどのビジュアル性の高い分野の広報に向いています。

Instagramではキャンペーン企画も簡単に開催できます。キャンペーンの開催でフォロワーの獲得や認知を拡大することが可能です。例えば、「撮影した写真に特定のハッシュタグを付けて投稿してもらう」参加型のキャンペーンを行えば、ユーザーが楽しめるだけでなく、投稿を見た人が自社の商品やサービスを知ってくれるチャンスになります。

Instagram上のキャンペーンによって自社の商品を検索する人や、商品を購入した人のレビュー投稿が増えると、商品のさらなる認知度アップが見込めるため、より効率的な広報活動を実現できるでしょう。

LINE

LINEは、国内の約9,500万人以上が利用する、日本で最もユーザー数の多いSNSです。「連絡用のSNS」として有名ですが、広報活動において、ユーザーとの信頼関係構築やリピーターの獲得にも有効なツールでもあります。

企業のLINE公式アカウントを作成すれば、登録者と一対一のコミュニケーションを図ることが可能です。お得なクーポンや役立つ情報をユーザーへ個別に発信できるため、ユーザーとの信頼関係が深まり、商品やサービスを再び購入してもらえる効果が期待できます。

また、LINEは特定ワードへの自動応答やメッセージ一括送信など、キャンペーンの実施に便利な機能が備わっていることも強みです。ユーザーへの情報発信をある程度自動化でき、人的コストを削減してくれます。

成果が出る!広報活動の成功事例

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SNSを活用した広報の成功事例を、2つご紹介します。

  • ・YouTube×地方自治体サイト
  • ・LINE×ファッションブランド

YouTube×地方自治体サイト

さまざまな自治体がYouTubeで地域の魅力を紹介して、地域の活性化や観光客数のアップを図っています。

ある自治体では、市の観光情報サイトがYouTubeチャンネルを開設し、地域イベントやご当地の食材などを動画で紹介しています。SNS広報の結果、配信された動画コンテンツを通して自治体に注目が集まり、全国から旅行客が足を運ぶようになりました。

YouTubeチャンネル登録者数は約100万人、投稿数は約200本と、地方自治体のチャンネルとしては異例の規模です。配信される動画の人気も高く、最も再生された動画は再生回数2億回を超えるなど、大きな反響を呼びました。動画配信を集客につなげた広報の、成功例です。

YouTubeは動画コンテンツを主体としており、商品やイベント、町の雰囲気などをじっくり説明できます。自治体サイトや旅行サイトなど、観光地の様子をリアルに届けたい発信者と相性が良いSNSです。

YouTubeを使って、写真や文字だけでは伝えられない内容を動画で発信し、ユーザーの心に響く広報活動を行った良い事例だといえるでしょう。

LINE×ファッションブランド

某アパレルブランドは、LINEを利用して情報発信やさまざまなキャンペーンを実施し、多くのユーザーからの支持を獲得しています。

ブランドのLINE公式アカウントと友だち登録をすることで、新作商品の情報やクーポン、友だち特典が配信されます。LINEの画面内をタップすればオンラインショッピングのページにアクセスできるため、買い物をしたいときにすぐに商品を選んで注文へ進めて便利です。

また、LINEのタイムラインで商品ラインナップやコーディネートを見られるようにすることで、企業の世界観や魅力が伝わりやすく、ユーザーからの信頼とリピートの獲得を実現できるように工夫されています。

LINE独自の一対一のコミュニケーション機能を活用して、効果的なSNS広報を行った某アパレルブラントは、数千万以上のユーザーに友だち登録をしてもらうことに成功しました。

身近なSNSを活用してユーザーの一人ひとりと信頼関係を築き、自社ブランドの商品を人々の生活の一部として浸透させることで、より多くの人から支持されるブランドに成長に導いた成功例です。

SNSで広報活動を成功させるコツ

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SNSで広報を成功させるコツは、以下の2つを押さえることです。

  • ・自社に合うSNSを選択
  • ・現状分析と目標設定

それぞれ解説します。

自社に合うSNSを選択

SNSを活用して効果的に商品やサービスの広報活動を行うためには、商品・サービスのターゲット層や、企業の方向性、広報戦略の目的などを考慮して、自社に合うSNSを選ぶことが重要です。SNSによって機能の特徴やユーザー層はさまざまなので、各SNSの特性を理解したうえで広報活動に活用する必要があります。

例えば、リピーターを獲得したければLINE、視覚的なインパクトを与えたければInstagram、商品の魅力をじっくり伝えたければYouTubeなど、広報活動の目的を明確にし、それらに適合するSNSの特徴を見極めて運用することが大切です。

また、SNSの運用に慣れてきたら複数のSNSを使い分けるのも効果的です。「YouTubeやInstagramでユーザーにインパクトを与え、LINEで信頼関係を構築する」のように使い分ければスムーズに広報活動ができ、商品購入につなげることもできます。

現状分析と目標設定

SNSを活用した広報を成功させるためには、現状分析と目標設定も重要です。

まずは、競合他社のSNS利用動向や、販売する商品の市場分析を行います。自社や他社の現状を分析しないと、目標を設定できず、やみくもに広報活動をすることになってしまいます。SNSは頻繁に更新されるので、最大限に活用できるように、こまめに分析することも必要です。

現状を分析できたら、どのくらいの結果を出したいかという目標を設定します。SNSを使った広報活動の目標は、「特定の商品やサービスの売り上げを何倍にする」「動画の再生回数◯回以上」など、具体的に設定することが大切です。

現状を正確に分析し、具体的な目標を設定することで、SNS広報活動が成功する確率を高められるでしょう。

SNSによる広報活動の注意点

SNSによる広報活動の注意点のイメージ
SNSによる広報活動の注意点は、以下の2つです。

  • ・炎上リスクがある
  • ・運用ルールを明確化

それぞれ解説します。

炎上リスクがある

広報活動にSNSを活用すると、炎上リスクがあることに注意が必要です。不適切な内容やステルスマーケティング(ステマ)と疑われる広告方法は炎上しやすく、企業のイメージや信頼性の低下につながります。

特に、ステマは令和5年10月1日から景品表示法違反として規制され、これまでよりも規定が厳しくなりました。炎上で悪化したイメージや信頼性の回復には時間がかかるため、炎上が起きないように徹底しなければなりません。

SNSの炎上を防止するためには、自社ルールの徹底や投稿内容についての情報共有、複数人での確認などを心がけることが大切です。

広報にSNSを取り入れるときは、偏見や差別的な投稿は避け、問題と捉えられる内容になっていないか入念にチェックしましょう。

運用ルールを明確化

効果的な広報戦略のためには、SNSの運用について、社内の方針やルールを詳細に決める必要があります。

例えば、SNS投稿の頻度や運用プラン、トラブルの対応マニュアルなどを設定して、社内で共通意識を持って広報活動をできる体制作りが重要です。

SNSの運用ルールが明確になっていないと、広報活動にまとまりが生まれません。トラブルが発生したときに人によって違う対応を取ると、トラブルが拡大する可能性があるだけでなく、作業に無駄が増えてしまいます。

どのような運用でSNS上の作業を進めるのか、いつ誰が何をするべきか、ルールを明確にすることでユーザーを混乱させる心配がなく、業績アップにつながる広報戦略を実現できるでしょう。

まとめ

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SNSで情報を収集したり、商品を購入したりする人が増えたことで、SNSを広報戦略に活用する企業が増えています。SNSは基本的には無料で使えるため費用対効果が高く、ユーザーと信頼関係を深めたり効率的に情報を拡散したりできることが強みです。

広報活動に使われることの多いSNSには、X(旧Twitter)、YouTube、Instagram、LINEの4つげられますが。それぞれのSNSの特徴を把握し、「話題性を作りたい」「リピーターを獲得したい」「商品説明をしっかりしたい」など、目的に合う媒体を選択することが大切です。

商品やサービス、イベントの広報戦略にSNSを活用したい企業や担当者の方は、株式会社MOPSにご相談ください。SNSを活用したPR・広報戦略のプランニングが強みの当社では、PR会社ならではのノウハウや経験を活かして、費用対効果の高い広報戦略をご提案します。

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