「あ、この広報担当者いいな!」と思われる瞬間 2020/07/03
広報担当者にとって大事なものとは何ですか?
できる広報担当者とはどんな人ですか?
……というような問に対して、
「好奇心」「マーケティングへの基礎知識」「文章力」「会話力」などがよく挙げられます。実際これらは広報担当者にとって必要不可欠な要素です。
しかし、あまりにも不可欠な要素すぎて、広報担当が周囲から「マーケの勉強よくしてますね」「●●さんの文章力は素晴らしい! プレスリリースは実に分かりやすい」「コミュニケーションとるのが上手い!」などと直接褒められることは少ないのではないでしょうか?
むしろ「広報担当なのにそんなことも知らないの?」「もう少し日本語の勉強してください」「押し出しが弱いなあ」などと言われるケースのほうが多そうです。
広報担当者が評価される意外なシーン……それはとても日常的な気配りが生み出します。
よく聞くのは、記者発表会等で「裏方さんのお弁当の手配」が上手にできる広報担当への「行き届いたお仕事」という言葉。発表会の進行が滞りなく行われるのは当たり前だと思っている関係者が、気の利いた仕出し弁当には感動するのです。
また、開催当日雨が予想される場合、数本でいいのでビニール傘を用意し、持ってこなかったプレスへ差し上げたら、かなり強い印象を残すことができるでしょう。ビニール傘は、通販で100円以下でいくらでも買えます。雨天の日に傘を忘れる人はそれほど多くはないので、数本発表会場に備えておけばいいのです。
広報という仕事は実は地味な仕事だという定説も、こんなところが陰で評価されているところから来ているのではないでしょうか。