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「来ないでください」で、好感度を上げた居酒屋チェーン 2020/04/06

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。
日本国内では東京都が都民に対し、平日の夜間や週末の不要不急の外出自粛要請を出したほか、都立公園の東京都が管理する河川敷での宴会に加え、花見の自粛も呼び掛けています。

飲食店は例年3~4月は歓送迎会で書き入れ時でしたが、自粛を受けて宴会がキャンセルになる店舗が多く、頭を悩ませているという話をよく聞きます。このような飲食業界にとって危機的状況が続くさなか、居酒屋チェーン「つぼ八」の公式twitterが反響を呼んでいたのをご存じでしょうか。

3月25日(水)に東京都知事の週末外出自粛の要請を出した直後「つぼ八」は公式twitterで、「つぼ八に、来ないでください…」とツイートしました。そして本来は「自社の公式twitterで“まさかこんなことを言う日がくるとは…”」という苦しい心境であることも併せて記したところ、“いいね”が3万以上、「勇気ある投稿」「落ち着いたら絶対行きます…!」などの好意的なコメントが400を超えた他、多くのWebメディアでこのツイートを称える記事が露出しました。

勇気を持ったツイートが、多くのユーザーから賛辞を集めた要因となったことは間違いありません。しかし、今回のツイートがここまで好意的に受け止められた最大の理由は、素直な心境も記載したことではないでしょうか。人間味のある心情を追記したことで、多くのユーザーが共感したと考えられます。企業の公式アカウントは、細心の注意を図って投稿することが大前提ですが、時と場合によっては人間味のある一文が、想定以上のPR効果を発揮出来ると分かる事例です。

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