1,000人規模の「オンライン飲み会」は、コロナ禍の新型プロモーションの光明となるのか? 2020/05/08
アサヒビールは4月25日、ビデオ会議ツール「Zoom」を利用したオンライン飲み会イベント「いいかも! オンライン飲み ASAHI SUPER DRY VIRTUAL BAR」の第1弾を開催しました。
ゲストに乃木坂46の秋元真夏さん、お笑いコンビの三四郎さん、そしてアサヒビールイメージガールの高田里穂さんを招き、抽選で選ばれた。1,000人のスーパードライファンが参加。
ゲスト芸能人のオープニングトークのあとに乾杯の音頭が入り、「カンパーイ」の声が大音量で響き渡ります。そして全員が一斉に「アサヒスーパードライ」を飲み始める光景が、マルチ画面に映し出されました。
乾杯以外の場面では、ゲスト芸能人以外のマイクはオフになり、ネット番組の体裁で楽しいトークが続くのですが、随所でバーチャル背景を利用して回答するクイズ、チャットで全員参加できる大喜利大会など、 “参加型”企画が盛り込まれていたことがミソ。全員が一堂に会しているかの如く、どんどん1,000人のボルテージが上がり、大好評の内に幕となりました。
このアサヒビールの企画は、新型コロナウイルス禍で流行中の「オンライン飲み会」をバージョンアップさせた新型プロモーションだと言えます。
今までのウェビナーやリモート記者会見は、基本的に参加者の顔を映し出すことはなく、質疑応答以外は企業が一方的に話をする形式でした。発表する側の表情や資料以外、伝える必要がない意図で構成されたイベントだからです。
今回のアサヒビールのイベントは、音声でのやり取りはないものの参加者全員の顔を見ながらクイズなどの企画に参加できる、インタラクティブな楽しさ、一体感が満載!
事実を伝えるだけでなく、共感を呼ぶための工夫が凝らされたオンラインイベントではないでしょうか。