出来損ないの大根が、ある工夫で完売!?PRにも生かせるその視点とは? 2019/09/02
日本は世界的にみても食料廃棄量がトップクラスであり、本来食べられるにも関わらず捨てられた「食品ロス」は2016年の時点で、約643万トンにも上ります。この「食品ロス」は食べ残しだけでなく、形などが原因で出荷できず廃棄となった規格外品の野菜なども含まれます。農家の方が丹精込めて作っても形が悪いというだけで、やむなく廃棄することも。
しかし、規格外品の大根が“ちょっとした工夫”を加えただけで完売したと話題になりました。そのちょっとした工夫を皆さんご存知でしょうか?
実はその工夫とは、大根を入れる透明な袋に顔をプリントしただけ。目と口をプリントした袋に入れることで、規格外品の大根にしか出せない、なんとも可愛らしい味のある大根に早変わりしたのです。その見た目の可愛らしさから、販売した大根はすぐに完売。SNSでも話題になり、twitterでは約20,000件のリツイート、約39,000件のいいねが付きました。さらには、朝の情報番組でも好意的に取り上げられるなど、大きな反響を呼んでいます。
ほんの少し工夫を加えることで、欠点を強みに変えられることを証明した好事例といえます。改めて視点の柔軟性とアイデアの重要性に気づかされました。PRをする上でどういう方向性で打ち出していこうかと悩んだ時、視点を少し変えて考えてみるのも良いかもしれませんね。