インフルエンサー採用がジワリと浸透中 2019/11/28
インフルエンサーマーケティングは、ステマ(ステルスマーケティング、いわゆるヤラセ)と紙一重と言われることもありつつ、世に影響力のある人々が心底「これは良い」「これはダメ」と発信する影響力は尋常なものではありません。
昨今、SNSで個人的に書いていた小説や漫画が大ブレイクして、大手出版社から声がかかり、「人生変わりました」という人も少なくないご時世です。
こうした社会背景の中、ブログやインスタグラムで数多くのフォロワーを集めている応募者に注目する企業の採用担当者が増えています。
たとえば、求人のエントリシートに「SNSを使っていて、自らも積極的に投稿しているか」「投稿している場合、フォロワー何名か」「シート提出前1か月間で投稿記事に“いいね”が計いくつついたか」等の項目が追加され、1か月で300いいねで書類選考スキップというような流れとなるようです。インフルエンサー採用と呼ばれ、一種の採用手法として定着しつつすらあるようです。
企業側の意図としては以下のようなことが挙げられます。
1)SNSにファンを多数有している人はインフルエンサーとして企業にも貢献してくれる可能性があるとして期待する。
2)SNSでの発信はさまざまな面に配慮しないと、意に反して反感を買うこともあるため、フォロワーが多い人なら人づきあいに長けていそう。
3)フォロワー数=注目率の高さと考えれば、表現力や創意工夫も豊かではないかと考えられる。
という具合です。こうした資質は、広報担当者には特に必要なものです。今後の採用活動に検討するのも一興ではないでしょうか。