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コロナ禍で失われた季節感を、広報PRで届けましょう 2020/12/14

感染者数がいっこうに減る気配がなく、コロナ禍がいつ収束するか先が見えないまま年を越しそうです。

コロナ禍によって失われたものは数々ありますが、「季節感」もそのひとつ。
人と会うことを制限する災厄は、人と人との情、温かみのみならず、季節感まで奪っていきます。忘年会に初詣、新年会、全部自粛です。成人式さえままならないと聞きます。

この年末年始は巣籠需要ということでお節料理の売り上げがよいと報道されています。でも、百貨店等のお節料理予約センターは例年よりも人がまばらなように見えます。お独り様用の高級お節料理が好調というのは、信憑性が高そうですが、これもまた、年始は親戚一同集まって「謹賀新年」を過ごすという日本の文化・季節感とは一味違う方向性ではないでしょうか?

人との触れ合いを遮断され、コミュニケーションに飢えてしまった日本人は、それ以前に当たり前のように享受してきた季節感さえも奪われてしまったような気がします。

季節感はPRにとっても非常に重要なファクターです。
季節の行事や気候に応じてテレビや新聞をはじめとするメディアは企画を組み、広報担当者はそれらを意識して自社製品をアピールします。

ともするとコロナ禍のおかげで季節感を忘れてしまいそうですが、人はそんなに簡単にいつも抱いていたおもいを忘れ去るわけではありません。年末帰省できないことに寂しさを感じ、街頭にクリスマスツリーが減ってお祝いのムードが薄れていることになんとなく悲しい気分になるものです。

コロナ禍によって、本来は対面で行われていたものをオンラインで代替えせざるを得ないとか、行うべき行事をはしょるだとかは、誰もが何らかの虚しさを感じているに違いありません。

だから、広報担当の皆様は、この状況に麻痺せずに、むしろ今だからこそ、本来の広報の基本にのっとって、季節感や「いつもだったら今頃あのイベントをやっていた」的なルーチンを思い起こしてほしいと思います。
こんな時期だからこそ、今後の広報で大事にすべきは「季節感」ではないでしょうか。

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