政治もPRも、「見た目」「伝え方」が未来を変える 2021/10/05
2021年10月4日、岸田新政権が発足しました。
菅政権は384日と約一年の短命でしたが、コロナ禍対策の中で2020東京五輪運用、デジタル庁新設、携帯電話料金の値下げ等今になって功績を称える声が続々と聞こえてきます。
それでも短命に終わった菅政権に関して、たとえば元日本マイクロソフト社長であり、現在は実業家として多方面で活躍中の成毛眞氏は自身のfacebookで「身なり、しゃべり方などをもっと工夫していれば、長期政権もあり得たのでは」と分析しています。
菅氏は、声は弱々しく、小柄で顔立ちも地味で、その経歴や風貌から「総理大臣らしからぬ」としばしば評されてきました。でも、成毛氏の弁によれば「そのような弱点は工夫次第で改善でき、それで未来は大きく変わってくる」というのです。
これは成毛氏自身の意見ではなく、事実を分析した結果をまとめた文章だとのことですが、一読すると「見た目」や「話し方」の印象は人の人生、未来を大きく左右することが伝わってきます。
2021年10月1日成毛眞氏のfacebookコメントを引用すると
(前略)
菅総理は小柄でもエネルギッシュに早足で歩くようにし、メガネをかけて重そうな瞼を隠し、声を張り上げるようにし、簡単なジェスチャートレーニングもしておけば、ホントは良い宰相として長期政権になったのかもしれない。
もう一つ、事実を体言止めにし、次に「こうした」「そのような」という指示語で繋ぐ話法だけは止めたほうが良かった。話し言葉では体言止めにはなんのメリットもない。体言止めは詩や俳句などでしか使うべきではない。
(後略)
政治だけでなく、PRも「見た目」はブランディングを大きく左右します。
発表会での代表者の身だしなみ、しゃべり方に渾身の工夫を凝らしてください。