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同飛車大学や閉園としまえんの歴代広告に見る、おやじギャグの威力 2020/08/24

藤井聡太さんの最年少二冠達成で盆と正月とクリスマスとさらになんかお祝いごとが一気に到来したかのような将棋界で、「同飛車大学」なる言葉が先ごろYahoo!のトレンドワードに輝きました。
これは藤井二冠がタイトル戦で使った戦法「同飛車」を、関西の名門大学・同志社にひっかけて解説しただけの“おやじギャグ”です。本来これは将棋マニアにしか響かないギャグですが、藤井二冠の注目の一局を解説したフレーズだっただけに、トレンドワードにまで注目を集めるに至りました。
「同飛車大学」生みの親である豊川孝弘七段は、将棋の解説でおやじギャグを連発することで有名で、なんと『将棋オヤジギャグ大全集』という著書まで出版しています。豊川七段は「おやじギャグで将棋に詳しくない方にも、“同飛車”という将棋専門用語を耳に残すきっかけになればと思って使っています」とおっしゃる。なるほど、おやじギャグはダサいだとか時代遅れだとか言われようとも、それによって意図する何らかの単語や事象を心に残してもらえれば、使ったもの勝ちです。しかも超注目の藤井二段の解説で得意のおやじギャグを使ったことで、豊川七段ご自身、その名を広く周知してもらえることに成功しました。“おやじギャグ”は、深いですね。
一見あまり好印象には捉えられない“おやじギャグ”は、考えようによっては世代を超えて誰にでも通じるギャグだとも言えます。
惜しまれつつも8月末日に閉園が決定している、東京は練馬区のとしまえんは、現在公式サイトで歴代の広告をまとめたギャラリーを特設していますが、これこそ“おやじギャグ”の集大成とも言うべき名作がずらりと並んでいます。
同園は、世界初の流れるプールを打ち出すなど画期的な面が多々ある遊園地でしたが、それらの特長を盛り込みつつ出稿された広告の数々がなんと印象的かと今更ながら思い知らされます。“おやじギャグ”恐るべしな、としまえんの歴代の広告ギャラリーを、ご参考までぜひご覧ください。
<としまえん広告ギャラリー>

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