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農林水産省らしからぬ?情報発信が話題に 2020/04/14

新型コロナウイルスの影響で、小中高の休校や飲食店の休業が相次ぎ、農産物の消費が落ち込んでいます。休校の影響で給食用の牛乳の注文がキャンセルとなり、製造を中止せざるえない酪農家も出るなど、その影響は依然深刻です。

このような深刻な事態のなか、農林水産省の情報発信が反響を呼んでいます。YouTubeでの動画配信をはじめ、Twitter、Facebookでも、牛乳や生花などの消費を呼びかける情報を発信し、YouTube動画では66万回再生、Twitterでは「牛乳製品の消費に協力ください」と呼びかけて2万7000以上のリツイートを記録しました。

なぜこんなにも農林水産省の情報発信は、注目を集めているのでしょうか。その理由は、官公庁らしからぬ「シュール」さにあります。例えばYouTubeで公開された動画では、2人の職員が淡々とした口調で「生花」の消費を呼びかけますが、ところどころで一瞬画面が切り替わり、2人が戻るたびに花が増殖、最後は2人の姿が見えなくなるほどの花に囲まれ、なぜか1名はサングラスをかけて呼びかけるというもの。このなんとも「シュール」なお役所らしからぬ“しゃれた演出”が、大きな反響を呼びました。

官公庁といえば、固いイメージを持つ方も多いかと思われます。しかし、コミカルな投稿内容が親近感を呼び、今まで固いイメージが強かった農林水産省とのギャップと相まって、注目を集めました。世間でイメージされがちな“固い”イメージを逆手に取ることで、自分たちのイメージアップにつなげたのです。発信の仕方を少し工夫するだけで、ネガティブ要素もファン獲得に寄与することが分かる事例でしょう。

参考URL:
YouTube 農林水産省公式チャンネル

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